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【今日のJC】職場の困り事をコレクションしよう!

『会社で悶々と過ごす50代が、60代で燦然と輝くために今やるべき事』と題し、ひとまず”ビジネス先生業”をめざす自分軸のジョブ・クラフティング手法を紹介していきます。

問題以前の火種を見つけ、具体的な表現へ落とし込む観察眼を養う

【分類】
作業クラフティング

【やるべき事】
問題にまで至らない”職場の困り事”を付箋を使ってどんどん集める

【やるべき理由】
職場に長く居続けると、問題の火種を見つけるアンテナの感度が衰えてしまう。
さらに、何事も「こんなもんか」と気にしなくなる。
困り事を見つけて表現していく習慣は、問題意識という脳内フィルターを活性させる効果につながる。

【やり方】
1. 職場の中で小さな困り事が発生しているか、目をこらす
2. 困り事が見つかれば、付箋(75㎜x75㎜サイズ)を取り出す
3. その内容を4W2H(いつ、どこで、誰が、何を、どのように、何回 など)に照らし合わせて、付箋1枚に文章で記す
4. ノートなどを台紙にして、そこへどんどん貼っていく

【留意点】
文章化の際、「すぐに」「ときどき」などの副詞や「遅い」「少ない」などの形容詞に対して、具体的な数値を用いることで観察力が鍛えられる。
「すぐに=3分後」「遅い=1時間遅れ」など。

【先生業への役立ち】
ビジネスシーンにおいて先生という立場では、なんらかの困り事への対処が求められる。
したがって、困りごとが何かを見出せない、または適切に表現できなければ、そもそも伴走する機会すら与えられない。
先生業はビジネス課題があってこそ成立するのだから、困り事は課題を形成する重要なアイテムであり、それを捉える観察眼を日頃より磨いておく。

ここで大事なことは、困り事を集めるだけに留めることです。
それらを解消しなければと考えると、困り事の原因を探り、方法論へ展開しなければなりません。

困難を解決するとはエネルギーが必要で、ある種の面倒でもあります。
面倒は御免という潜在意識が働けば、ネガティブな物事に対して見て見ぬ振りをしてしまいます。

したがって面倒に至らぬよう、ただコレクションするのに徹するのです。
言語化された困り事がどんどん貯まる過程において、職場観察への感度や着眼の向上が自覚できます。

困り事への対処は、別のクラフティング(働くための行動変容)に任せましょう。




バックナンバー
【序論:50代の働き方は変えようがないのか】

【今日のJC】 ラインナップ

③ノートに万年筆を挟んでミーティング(未定)
④書面に登場する修飾語にアンダーライン(未定)
⑤ 100均ホワイトボードに描きながら説明(未定)

 以下、つづく




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