ただ、やれる限りの精いっぱいで向き合っていこう~仲良しさんクラスプロローグ(3)~
仲良しさんクラス1組の子ども達が一番苦手に感じていること。
それは間違いなく、通常学級との交流活動だった。
特別支援のクラスの子ども達は、その個性に合わせて、
通常学級との交流活動が組み込まれる。
ただ、その実態はというと、本当に子ども達の自立支援に適切なのか、
少なくとも仲良しさんクラス1組の子ども達にとっての交流活動は、
子ども達の心に大きなストレスになり続けたままのものだった。
自分を鼓舞して、緊張しながら交流活動の教室に入っていっても、
腫れものを扱う