「カラダの休め方」を忘れたレディ
レディは自覚あるなしに忙しい。
休日でも、家に帰って持ち帰った仕事をしたり、平日5日分の疲れやストレスを発散するかのように友達と遊びに出かけてワインで乾杯したり、はたまた溜まっていた家事と格闘したり。ママさんに至っては、24時間体制で自分の時間なんてない!ってなりますよね。
レディであるがゆえに、いろんな肩書きを担いで、日々たくさんのミッションを同時進行で自覚のあるなしに一生懸命、進めている。
ただ、ちょっと立ち止まって考えてみましょう。
「頑張るだけ」「ミッション遂行に忙殺されるだけ」になってませんか?
「あなたは普段、どうやってカラダを休めているの?」という問いに、さらっと答えられるお休みツール・お休み習慣を持っていますか?
お休みツール・お休み習慣とは?
単純に、身体と心に休息を与えるツール・習慣のことです。
女性にとって、お休みツール・お休み習慣があるかないかっていうのは、とても重要な問題で。特に、下記に一つでも当てはまるレディは、自分のことだと思って読み進めてもらうといいと思います。
①生理周期が常に乱れている
②生理痛を鎮めるために鎮痛剤は欠かせない
③生理前の心身の不快な症状が日常生活に支障をきたしている
私の場合は、生理前にお腹がドラえもんみたいにパンッパンに膨れあがっちゃうんですね。立っても座っても本当に苦しくて、病院にいっても原因が分からず薬も効かず、女子大生の時にはあまりにもひどく膨れ上がってしまっていたせいで、電車の中で妊婦さんに間違えていただき席を譲っていただいたこともありました。
で、そういう生理に関する不調とお休みと、なんの関りがあるわけ?ということなんですが。
脳の状態は女性の生理前の体調とイコール
まず結論から言うと。
お休みツール・お休み習慣がないと、
脳レベルから女性の身体は確実にガタガタ音を立ててバランスを崩していく
ということです。
ここからちょっとだけめんどくさい説明が数行続きますが、重要なとこなのですっ飛ばさないようお願いします。
脳には「視床下部」という身体のバランスを保つ司令塔があります。
視床下部は、
ホルモン分泌・自律神経・免疫機能のすべてに指令を出す場所なんですね。
で、さらに「脳下垂体」という、視床下部から指令を出され、かつ卵巣などの内分泌器官にホルモン分泌を促す重要な場所があるんですが。
実はここが
ストレスが溜まると働きが乱れてモロにホルモンバランスの乱れにつながる
ところなんです。重要な場所であるがゆえに、機能が乱れると全身へのダメージが大きい。それが如実に表れるのが、女性の場合は「生理前・生理中」なのです。
ちなみに司令塔の視床下部もストレス反応の中枢なので、ストレスによるダメージは当然受けるところになってます。
腸内で未消化物が異常発酵してるんですよー
ホルモンバランスが乱れるって言われてもピンとこないと思うので、具体例を挙げますね。
見出しにある言葉は、実は私の身体に起こっていたことです。
漢方薬局の先生に舌診と問診をしてもらった結果、
上述した、「生理前のお腹パンパン問題」は、以下のような経緯で起こっていました。
ストレスの蓄積によって
身体を興奮・覚醒させる交感神経が過剰に優位になり自律神経が乱れる
自律神経の状態は内臓の状態とイコール。ゆえに胃腸の働きも乱れて、未消化物が蓄積されていく
ストレスでヘトヘトの脳下垂体ががんばって卵巣にホルモン指令を出すも上手くいかない
ホルモン指令が上手くいかなかった結果、体内に余分な水分と熱がこもり、腸内の未消化物が異常発酵
こうして生理前のパンパンお腹が完成されていたのでした。
私はお休み習慣として毎日ヨガを10~15分行っていましたが、生理前はヨガニードラという「眠りのヨガ」に変えてみました。
その結果はというと、神経系の調節効果が高いといわれているヨガなだけあって、パンパンで苦しい期間があきらかに短くなりました。
私の症状は氷山の一角です。
ストレス蓄積による自律神経の乱れと脳下垂体の乱れ。
これらは、いわゆる生理前の不調のPMSや生理不順という、女性ホルモンが関わる生理の不調に直結するということです。
まとめ
さあ、途中であきらめずにこの長文を読んでくださった根気強いレディのみなさんなら、普段もおそらく根気強く頑張り屋さんなのだと思われます。頑張ることは素晴らしいことです。ただ、両輪の片っぽだけで走ることは女性の身体はできません。もう片っぽの「カラダを休める」こともどうか当たり前のようにしてください。自分を労わり慈しむ気持ちを忘れずに。
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