寝つきが悪く眠りが浅い


初回のお悩み:ここ1カ月寝つきが悪く、倦怠感がある

加えて、
2〜3年続いているホットフラッシュ・首肩こり・先天性股関節脱臼が関係していると考えられる右の臀部の違和感 がある
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理想の状態


寝入りを良くしたい

お体の状態の確認


①ベッドに座った状態で首から後ろに振り返る動作で首の緊張状態を確認
②同じくベッドに座った状態で骨盤を動かしたときの上半身のしなり具合と腰の筋肉である腰方形筋の硬さを見て緊張状態を確認

仮説・施術


①⇒人間の本来の可動域は後ろにいる人の顔面半分が見えている状態なのに対し、左右共に肩先あたりまでしか見えていない状態で、首~肩甲骨周りはしこりのように硬くなっている箇所が散見される状態。
②⇒腰方形筋の緊張があり、骨盤を動かしても上半身があまりしならない。


①②の状態と主訴から、首周りの緊張が全主訴に共通する原因箇所と推察し、仰向けで首~胸~腕を、座位姿勢で頸部に付着する背面の各筋肉の緊張を解消する調整を行ったところ、①の可動域が格段に広がり後ろにいる施術者の顔が半分見えるようになる。②の確認でも上半身が波打つようにしなり、臀部の違和感も軽減。全身が軽くなったと喜ばれる。
身体の恒常性の働きにより、1カ月経つ頃には施術前の状態に身体が戻ろうとするため最低でも3回は施術を継続し痛みが解消された状態を定着することが根本解消には不可欠とお伝えし終了


赤い印:お客様が辛い場所 黄色い印:原因箇所 青い印:次回確認・調整する場所


2回目(初回から1カ月と2日後)初回施術以降の1カ月間
睡眠の悩みとホットフラッシュが気にならなかった

寝つきの悪さと2~3年続いていたホットフラッシュがここ1カ月間は気になず、睡眠に関してはそんな悩みがあったのかというほどすっと寝れるようになったとのこと。

2回目のお悩み:首肩こり(特に右)・右の臀部の違和感 

お体の状態の確認

①ベッドに座った状態で首から後ろに振り返る動作で首の緊張状態を確認
②同じくベッドに座った状態で骨盤を動かしたときの上半身のしなり具合と腰の筋肉である腰方形筋の硬さを見て緊張状態を確認

仮説

①⇒前回の施術前は振り返っても左右とも肩先までしか見えていなかったのが、2回目は施術前から左右共に後ろにいる施術者の顔が半分見えている状態。首の回旋可動域に関しては、1カ月前の施術後の状態が維持できていた。
②⇒右の骨盤が重たく感じ、右腰方形筋もやはり右の方が硬く緊張している状態。
さらに追加で天井を見上げる動作で気になるところが無いか確認したところ、右肩甲骨上部に痛みが出たことから、右頸部~肩甲骨の過緊張が今回の主訴に共通する原因箇所と推察。

施術

お仕事では重たいものを運んだり、商品を数えたりするとのことで手の緊張も関係すると考え、首~肩甲骨~前腕~手の甲の調整を重点的に行い、加えて右臀部の梨状筋(臀部のインナーマッスル)の調整も行った。
その結果、②の骨盤を動かしたときの重たさの左右差が無くなり、かつ動きがより大きくなった。追加確認した天井を見上げる動作をしたときの右肩甲骨上部に出た痛みも消え、
主訴であった首肩コリ・右臀部の違和感が気にならない程度にまで軽減。
この状態をより持続・定着させるため、首肩コリ解消の反射区に耳つぼセラピーも追加した。


赤い印:お客様が辛い場所 黄色い印:原因箇所

まとめ

初回時のお悩みである寝つきの悪さとホットフラッシュが解消されていたため、今回は慢性的な体の痛み・違和感の解消を優先して行った。
首肩の緊張からくる痛みは、仮説の通り手の甲の経穴を刺激すると解消されたので今後も継続していく。
ご自身のお体の状態と丁寧に向き合われるお客様で、お伝えしたセルフケアを積極的にお家でしてくださっているので、今後もお体に合った気軽にできるセルフケアをご提案していきたい。

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