ムダを楽しむ
就職活動をしていた学生時代。就職氷河期が始まっていました。いや〜、苦戦しました。会社に連絡してもしても面接にもテストにも呼ばれない。門前払いが続きました。だんだんと勉強したことややりたい事とは関係のない会社へと広げて電話したりハガキを送ったりするものの、それでも呼ばれもしない。テストも受けられないから頑張りようもありませんでした。
同じように苦戦していた同級生がいました。結局ようやく決まった就職先は大学で学んだ事とはかなり遠い会社でした。苦戦していた友達はみんなそんな感じでした。
働き始めて数年たって会った時、友達も私もやっぱり学んだ事とは程遠い仕事をしていました。
「まあ、どんなこともムダじゃないからさ。」
「そだね」
この言葉でお互いを励ましあい、慰めあいました。やっぱり学んだことを生かして働きたかったなあ。
当時の私はやりたい仕事につけなかったことを残念に思っていました。「ああいう仕事がやりたかったなあ。」って。それをずっと引きずってました。
ただね、「どんなこともムダじゃない」という言葉。それは本当にその通りで、今にして思えば経験やその時思ったこと、楽しいことも怒ったことも悲しかったことも後悔したことも全部が今の私を作ってます。作ってくれてます。
そう考えれば「すべてはつながっている」と考えられます。
今私がnoteで発信していることを未来の私が見てどう思うかは分からない。「書いてよかった」なのか「ここ、そうじゃなかったわ」なのか「やらなきゃよかった」なのか。分かりません。
でも、「すべてはつながっている」。
もしかしたら「むだやったわ~」と思うかもしれない。でも、いいんです。ムダも肥やしに、ムダもすべてにつながってる。そう思って大いに楽しめばいい。よね?
少なくとも今の私は初めて勤めた会社を、私を採用して使ってくれた会社を、そこで働いた私をムダだとは思わないですから。
「こんなんやってて意味あるんやろうか?」なんてことは考える必要なし!全くなし!
そう思いました。
お読みいただきありがとうございます。
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