雪の果てにて会いましょう

私が手放す光は何よりも美しいのだと信じたい
凍えた花が木々を彩る蕾に寄り添うように
透明な桶に身を沈める暗く落ちる私の
研ぎ澄まされた歯にカチリと当たる
銀色の飛沫を頬に浴びる

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