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素敵なお別れをするまで

今日は春からお世話になっていた派遣先でのお仕事最終日でした。


毎日の早起きも、決まった時間の出勤も嫌だったし、人と関わりでも嫌な思いもしたし、春頃はパワハラされたこともあり、心からやめたいと思っていた時期もありました。


でも、この日を迎えてみると、圧倒的に優しい人ばかりで、素敵な職場だったなーとしみじみ。


今日は、一人一人に「お世話になりました」なんて言いながら、これまでのお話ができ。


すごく恥ずかしかったのですが、最後は見送りもしてもらえて。


仲良くしてきた方とバグもして、笑顔でさよならしてきました。


私って、こんな温かなお別れができる人間だったんだ。と、びっくりしました。


一番最初の職場は喧嘩退職したことや、それ以降の会社でも思うように働けないことも多く。


自分には価値のない人間だとどこかで決めつけ、他の仕事はほとんど逃げるようにやめてきた気がします。


私にもこんな仕事の終わりかたができる日が来るとは思わなかったです。ほんとにいい日でした。


...とキレイにまとめつつ。


ここからは今日1日の私の心の葛藤を綴っていきます。


実は、今日の今日まで、これまでのように当初はひっそりと最終日を迎え、逃げるように会社を後にし、後日こっそりとお菓子を置きに来る予定でした。


なぜなら、私から「ありがとうございました」と挨拶されても嬉しくないかなー、なんて少し卑屈な気持ちがあったこと。


何より、自分の中でお別れに最適と考える「素敵なお菓子」を買うための手持ちがなかったこと。


適当なお菓子じゃ私のプライドが許してなかったのです。


お別れなんだから、ちゃんとしたものを渡して、みんなから最後までよく見られたい。


という、誰が望んでいるか分からない見栄がどこかで捨てきれませんでした。


でも、お昼前に、同じく今日お仕事を辞める方からご挨拶されたのですが。


顔を見て「お世話になりました、よかったらこれ、どうぞ」と言われて、ちょっとしたお菓子をもらった時。


あ、嬉しいな


と素直に思えました。


だから、やっぱり私もみなさんに挨拶したい!と、お昼休みに駆け込むようにドラッグストアに行き。


悩みに悩んで


ファミリーパックのお菓子を買いました。


(それでも予算ギリギリw)


正直、最後の挨拶にこんなファミリーパックのお菓子をちょっともらったところで、嬉しいのかな?嫌な顔されないかな?ヤバイやつだって思われないかな?


だって、いつでもドラッグストアで買えるお菓子だよ??


(しかも1人個包装1個計算)


と、なんだか、沸き上がるような恥ずかしさでいっぱいでした。


でも、今日出勤している人には「顔を見て」「お世話になりました」って、いいたい!と、思ったので、ええい!と買いました。

 

買って職場に着いた時にも、え、こんな少しのお菓子どうやって渡せばいいの。


と、うじうじ。


そんな時、ある人から「お疲れさま」とお菓子を渡されたことで、吹っ切れて、これ!ちょっとなんですけど!お菓子です!今までありがとうございました(;_;)と挨拶ができました。


それからは、冒頭に書いたように、みなさん一人一人のところに行き、顔を見て、お菓子を渡しながら。


これまでの仕事の中で起きた他愛のないお話、お世話になった話をしながら挨拶できました。


みなさん、ほんとにニコニコとお話してくださり優しいのなんの。


逆に、こちらがお菓子をもらったり、お野菜もらったり、有り難いのなんの。


帰りは玄関まで見送りもしてもらえて、1番仕事で悩んだ時期に色んなお話をして頑張ってきた方とバグもできましたし、プレゼントも頂きました。



私の中では、史上最強に温かなお別れができたと思っています。


今日の経験から、こういう時は「お菓子の質」が大切なのではなく、「ありがとうの気持ちを伝える心」が大切なことを学べました。

お菓子は、お礼を言うための口実なんだな、と。



もちろん、私の気持ちとドラッグストアのお菓子を快く受け取ってくれる方々だからこそ、こんな素敵なお別れができたのだと思っておりますし。


そんな優しいみなさんだったからこそ、私もええい!と行動を起こせたのだと思えます。


そして、これから滅多なことがない限りみなさんと会えないだろうことを思い、悲しくて悲しくて帰りの車でひっそりと泣きました。


今回の体験ができたことで、「私にも、こんなお別れができるんだな」という自信になりましたし。


この思い出は、これから私の中で一生の支えになるなぁと思いました。



人間、生きてて絶対に腐ることはない!とは言いきれないと思っていますので。


適度に腐りつつ、今日を思い出しながら、できる限り前向きに生きていこうと思いました。


そして、今日はちっぽけなプライドを守るためではなく、思いやりを優先して行動できた自分に花丸💮をあげたいです。


ご褒美に最近マイブームの冷凍鶏砂肝をレンチンしてたべます。


以上、涙なしでは語れない、私のお別れまでの葛藤物語でした。


明日からは、本格的におうち仕事に向けて歩んでいきます(^^)


今日はこのへんで。


また、明日👋

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