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もし我が子が「やりたいこと」が見つからない」病にかかったら...【後編】
こちらの文章は後編です。
お手数ですが前編からぜひ。
▽前編
後編は5500字と少し長くなってしまいました。
7〜10分かかると思います。お時間いただきます。ごめんなさい。内容は自信あるのでぜひご覧ください。
「やりたいこと」を見つけるシンプルな方法
![](https://assets.st-note.com/img/1710137218235-NOu3oxuksQ.jpg?width=800)
発行部数30万部を超える
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』の著者八木仁平さん曰く、
①「好きなこと」×「得意なこと」
=「やりたいこと」
②「やりたいこと」×「大事なこと」
=「本当にやりたいこと」
というなんとも分かりやすい式を作ってくれた。
でもこれだけ将来息子のむむさんに伝えても「?」となる部分がいくつかあると思う。
・「大事なこと」ってなんだ?
・「やりたいこと」と「本当にやりたいこと」って何が違うの?
などなど、疑問が出そうなところを紐解いて
より分かりやすく後編で綴っていく。
やりたいことを見つけるときは、軸からブレるな。
![](https://assets.st-note.com/img/1710138268272-3QdIYj08o8.jpg)
前編では多くの人がやりがちな
「好きなものからやりたいことを考える」のは危険
という話を書いた。
もし息子のむむさんが将来サッカーが好きになって、
でもプロになる自信はないとする。そんなときこう考える可能性が高い。
「やっぱりサッカーが好きだから、選手をサポートするトレーナーみたいな、サッカーに携わる仕事をしよう!」
いや!それは危ない!
サッカーを「する」ことが好きな人が、
サッカー選手を「サポートする」のが好きとは限らないから。
パンが好きだからって、「作る」のが好きとは限らないし、本が好きだからって「書く」ことが好きとは限らない。
そんなズレをなくす役割が
「生きるための軸」すなわち「大事なこと」。
「大事なこと」をしっかり持っていれば
“やりたいこと”とから大きくはズレずに苦しい思いをしなくて済む。
だから何よりも先に
自分の中の「大事なもの」を探しておく。
さぁ、「大事なこと」って
具体的にどんなだろうか?
大事なこととは?
![](https://assets.st-note.com/img/1710233379160-U33cwIEJS1.jpg)
言い換えれば
「価値観」と呼んでもいいかもしれない。
自分がこう生きたい!という「人生の価値観」と
人にこんな影響を与えたい!という「仕事への価値観」が1本の線で繋がると、「本当にやりたいこと」が見えやすくなる。
僕の話で例を挙げてみる。
まず、「隣の大切な人をずっと笑顔にする」。
それが僕の人生の価値観。
「僕らと同じように子育てを頑張っているママの心を軽くすること」。これが僕の影響を与えたい仕事への価値観。
僕がやりたいことを見つけるとき
この2つを絶対に忘れて探してはいけない。
自分の軸からブレてしまった人の末路。
![](https://assets.st-note.com/img/1710235893837-y5w8rMXhW3.jpg?width=800)
逆に言えばこの2つを忘れなければ
やりたいことからブレづらくなる。
例えば僕は
大好きな妻と息子が笑って暮らせる仕事だったら何でもいいのだ。ママの心を軽くする方法だったら何でももいい。
今は「YouTube」や「SNS」や「文章」を通してそれをやろうとしているけど、別に他の方法があればそれでもいい。
でも昨年の僕は
その大事な価値観からブレてしまっていた。
数年前YouTubeがラッキーパンチで伸びてしまった。そこで自分の中では気付かないまま天狗になっていたんだと思う。
そこから数年経った昨年、
YouTubeの再生回数などの数字が落ちてきたとき
「大切なこと」を忘れてどうにか前の勢いを取り戻そうとだけ考えて行動してしまった。
そう。軸からブレてしまった。
その結果、苦しくなった。
そして離れる人もたくさんいた。
それでさらに苦しくなった。
これが大切なことからブレてしまった人の末路。
でも今は
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』を読んで、自分の大切なことを思い出し、この文章を書いている。
少しでもあなたの心を軽く出来ているかな?
まぁまだそこら辺はまだまだかもしれないけど
今はすごく夢中に「やりたいこと」を出来ている。
頑張ろうとかモチベーションとか関係なく、
本を夢中で読み漁っているし、文章をがむしゃらに書いている。
結果、すごくやりがいをすごく感じているし、
お礼のメッセージもいただくことも増えてきて、心もすごく軽い。暮らしも穏やかに過ごせてる。
これが「大事なこと」「軸」を見つけることができた人の今だ。
「大事なこと」を持てたならば
「夢中に仕事に向き合う人になれる」と実感できている。
「大事なこと」って偉大だ。
「大事なこと」の見つけ方。
![](https://assets.st-note.com/img/1710253477783-iK0agY9D5t.jpg?width=800)
「自分の大事なことって分かんない」
将来むむさんに言われそう。
僕もこの本を読んで、自分の中の大事なことを理解するのに一番苦労したかもしれない。
でも、必ず自分の中にある。ない人はいない。
だから子どもにこう教えたい。
「大事なことってなんだろう?」と自分探しの旅とかで探しにいくのではなく、自己分析するんだよって。
さぁ、大事なことはどうやって見つけるのか。
まずはこの5つの質問に答えると見つけやすくなる。その5つの質問と僕の回答例をいくつか書いていく。
将来子どもにする質問なのかもしれないけど
あなたもぜひスクロールの指を止めて少し考えてみて。
________________________
質問①
Q1 尊敬する人、尊敬する友達、好きなキャラクターは誰ですか?その人のどんなところを尊敬してますか?
________________________
質問②
幼い頃や、思春期にあった、今の自分に大きな影響を与えている出来事や経験はなんですか?
自分の価値観にどんな影響を与えましたか?
________________________
質問③
今の社会には何が足りないと思いますか?
________________
質問④
「自分て人生で何を大事にしてそうかな」と周りの人に聞いてみる。
________________________
質問⑤
自分の子どもを育てたり、他人に助言するときに
一番伝えたいのはどんな行動で、一番伝えたくないのはどんな行動ですか?
________________________
さぁ、いかがでしょう?
そんな簡単に思いつくような質問ではないなぁと
僕は感じた。
ということで少しでも参考にと
いくつかの質問の僕の回答を簡単に書いていく。
![](https://assets.st-note.com/img/1710394227551-IJgFghSBIR.jpg)
【質問①尊敬する人は?の僕の回答】
僕の尊敬する人1人目は
子育てインフルエンサーのサトウさん。
尊敬しているところは
「多くのママの助けになっているところ。でも自分のやり方を強要してないところ。言葉が温かいところ」
もう1人は
フリーランスのしみさん夫婦のしみさん。
尊敬しているところは
「常識に囚われず、新しいことにいろいろ挑戦しているところ。子育てしながら海外に住んでみたり、自由さを大切に暮らしているところ」
〈気付けたこと〉
・僕はもしかしたらママの助けになりたいのかも。
・普通の会社員の働き方ではなく、自由に生きていきて、家族との時間を増やしたいのかも。
________________________
【質問③社会に足りないと思っていることは?の僕の回答】
この質問が一番「大事なこと」を見つけやすい質問だなと感じた。
社会に対して、
「なんでもっとこうならないんだ!?」と少し怒りを感じるところを考えるとこの質問の答えは見つかりやすい。
僕が社会に足りないなと感じていることは
「なんでこんなに子育てを楽しむ人が少ないんだ!」ってこと。
この数年で僕のもとに育児の悩みが沢山届いた。
ママたちはいっぱいいっぱい苦しんでいる。
子育てを楽しむって意外と難しい。
夫が仕事で育児の時間が取れないから、ママがワンオペになる。
親が自分の時間が取れないから、心に余裕がなくなる。
子育てって誰も教えてくれないから自分の子育てが合っているか常に不安。
悩みが尽きない。
もっと社会の助け方が変わって欲しいと思うし
現在の育児の常識がもっと変わって欲しいとも思う。
僕はむむさんや妻のきょきょが毎日笑顔で過ごして欲しい。だから楽しく一緒に子育てしたい。
この思いはすごく強い。
その上で、僕らと関わってくれる同じように子育てを頑張っているママたちの心も軽くしたい。
大切な家族が笑っていて欲しい。
ママたちの心が軽くなって、子育てを楽しんでもらいたい。
この質問で
「あ、僕の大事なことはやっぱりこれなんだ」と
より思えた。
「得意なこと」とは?
![](https://assets.st-note.com/img/1710406843224-HwNHVQ8he3.jpg?width=800)
好きなこと×得意なこと=やりたいこと
の「得意なこと」について。
「得意なこと」は分かりやすそうにみえて
意外と注意しなければならないことがある。
それは、
「あとから身に付けた技術や知識」ではなく、
「生まれつき持っているもの」が得意なこと。
「得意なこと=クセみたいなもの」だと
八木さんは言う。
僕らは普段
英会話が出来るとか、プログラミングが出来るとか
料理が出来るとかを得意なことだと思っている。
いわゆる履歴書の「特技」の欄に書くやつ。
自己紹介のとき、「僕の特技は〜」で答えるやつ。
でもこれは間違い。
なぜならこれらは全てあとから身に付けた技術だから。
![](https://assets.st-note.com/img/1710569388244-OlMltoTpEY.jpg)
・いつも人間観察している
・すぐに行動する。
・人の気持ちを考えている。
・人を常に笑わせたいと思っている。
こういうのが本当の「得意なこと」。
無意識にやってしまう、生まれつき持ったもの
のことを得意なことという。
「ん?私にそんなのないなぁ」と思った人も
そんなことはない。必ずみんな得意なことはある。
例えば、人見知りも得意なことに入る。
「人見知りだからこそ、一人の人を大切にできる」
「人見知りだからこそ、1人でじっくり考えられる」
得意なことを見つけられないときは
「人見知りだから、友達が出来ない」
と物事をマイナスの面からしか見てないから。
全てのことは見る角度を変えるとプラスに変わる。
「〜だから」の部分を「〜だからこそ」に変えたら、
得意な部分が見つかりやすくなるからオススメ。
僕の得意なことは
「学んだことをつい誰かに教えちゃうこと」。
これは昔から意識せずやっていた。
子どもの頃新しいことを学んだら、すぐにドヤ顔して親にクイズにして出していたし、今も新しいことを学ぶ度につい妻のきょきょさんに長々とお話しちゃう。
これはもうクセ。
“つい”やりたくてしょうがないんだから。
それが本当の「得意なこと」。
「好きなこと」とは?
![](https://assets.st-note.com/img/1710407960992-PVlfSyLhbd.jpg?width=800)
「好きなこと」も
普通に考えたら間違えることが多い。
ポイントは「名詞」で考えてはダメ。
「動詞」で考える。
「パンが好き」ではなく、「パンを作るのが好き」。
「野球が好き」ではなく、「野球の作戦を立てるのが好き」。
僕の場合は
「勉強が好き」な訳でなく、
「勉強したことを教えることが好き」。
あと好きなことを見つけるポイントは
「夢中で学んでしまうもの」。
さかなクンを例に出すと、
間違いなくさかなクンは「魚」が好きだ。
「魚について学ぶのが好き」だし、「魚を食べることも好き」だし、「魚について教えることも好き」。
さて、さかなクンは
「よし!今日も魚について学ぶぞ!」と思って学んでいるかな?いや、違う。
魚を見るたびに
「“なんで”この魚は赤いんだろう?」
「“どうすれば”あの魚は美味しく食べれるのだろう?」
こんな感じで、自然と「なんで?」「どうして?」「どうすれば?」が浮かんできてしまう。
これが夢中で学んでしまうもの。
すなわち「好きなこと」。
意外と好きなことをバーって挙げてみても
意外と夢中で学んでいることって少ない。でもそこからやりたいことを探そうとしてしまう子どもは多い。
さぁ、むむさんは
何を夢中で学ぶようになるのかな?
よく見といてあげよう。そしてそれを応援しよう。
「本当にやりたいこと」の見つけ方のまとめ
![](https://assets.st-note.com/img/1710476062555-2Htmp82i8z.jpg?width=800)
そうやって見つけた
「好きなこと」と「得意なこと」を掛け合わせたのが
「やりたいこと」。
そしてその「やりたいこと」に「大事なこと」を掛け合わせたら「本当にやりたいこと」になる。
実際本を参考にやりたいことを見つけた僕が
感じたリアルな感想は、
「本当にやりたいこと」とは
「夢中」という単語がポイントだと思う。
やりたいことを探すときって
いろんな事が邪魔する。
しっかり生活できる収入がもらえるかな?
これって「意味がある」のかな?
周りからどう思われるかな?
それらを気にして「夢中」になれないものは
本当にやりたいことではないのかもしれない。
でも意外とこれって子どもより
親が考えちゃうんだよね。
子どものことを心配して
「そのやりたいことでしっかり稼げるの?」
「それ意味があることなの?」って。
これは気をつけなくちゃいけない。
「子どもの為」という理由をつけて、子どもが本当にやりたいことを邪魔する親になってしまうかもしれない。無意識のドリームキラーだ。
大切なのは
子どもが“夢中”になっていること。
「お金」とか「意味」なんてあとから付いてくる。
さかなクンなんてまさにその最たる例だ。
(さかなクンのお母さんお父さんすごい)
意味がないとも思う時もある。
収入が少なくて困る時もあるだろう。
そんなとき僕は支えになってあげたい。
応援してあげる親になりたい。
一番やっちゃいけないことは
子どもがその場で止まっちゃうこと。
「夢中だったらそれでいいじゃない!」
むむさんに言ってあげたい!
あ、でもこれは
やりたいことが見つかったあとの話だ。
むむさんがやりたいことが見つからない場合は
このnoteに書いたことを教えてあげる。
そして僕が見てきたむむさんについて
全力でお話ししてあげる。
「君の素敵な部分は〇〇で、〇〇に夢中になってて、
大事にしていることは〇〇だと思うよ」って。
あぁ、長くなってしまった。
読んでくれた方ありがとうございます。
でも大切なことをまとめられた気がするんだ。
すごく素敵な本に出会えた。
本の全てを書けた訳ではないから
まだまだ知りたい方はぜひ読んでみてほしい。
Amazonリンク▽
子どもが夢中に生きてる姿が見れたら
きっと僕らも幸せだ。
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