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字幕なしでもモーメントを感じるシーズン“成功とは色彩豊かな愛の家にて”


Season 3 Master of None Presents: Moments in Love

マスター・オブ・ゼロ 愛のモーメント
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以前に、マスター・オブ・ゼロのシーズン2-6に言及しましたが、
シーズン3といってもほぼ話は繋がっていません。
よって、マスター・オブ・ゼロを初めて見る方もシーズン3からでも充分楽しめます。

マスター・オブ・ゼロすべての回に共通しますが、
所謂、大どんでん返しのあるようなドラマ的なドラマではないです。
シーズン3も然り。
しかし、全てのシーンにおいて本当の意味でドラマチック。
愛のある日常はこんなにもドラマチックな色彩で溢れた場面ばかりだったことを誰しもが思い出し、そして感じるでしょう。

主人公のデフの親友のデニースは物書きとして大成功し、
パートナーと共に最高の暮らしを手に入れていた。
しかし、そううまくはいかず…
というすごく全うでストレートな物語ですが、
着目するべきは、その映像です。
シーズン1、シーズン2と全く別物の映像です。
監督は主人公デフことアジズ・アンサリですが、
その一人称では片付けられないほど、多面的です。
なぜそんなことを…
んん~、、そんな時には、タイトルに立ち戻りましょう!

マスター・オブ・ゼロ
何も極めていない

極めることを目指すものの、極めると一体どうなるのか。
それがシーズン3では描かれていて、
主人公の自身を使うのではなく親友役のデニースをその材料に使い、
マスター・オブ・ゼロについて言及するアジズ・アンサリの確信犯的なシーズン3です。

愛とは、カラフルだ!
と言わんばかりに、
全てのシーンにおいてクールです。

インテリアは群を抜いて最高だし、
デニースのパートナーのアリシアはパジャマ着る派と言っている通り、尋常ならざるセンスで毎晩寝室で寝転がってます。
そんなインテリアの詳細の載っているページを発見致しましたので以下ご参照ください!



デニースも、前シーズンから変わっていないのはエアージョーダンぐらい。
めちゃくちゃオシャレに大変身しています!

そんな中、デニースの靴だけが昔と変わらないのは、
一種のメッセージと捉えて差し支えないでしょう。
当の本人は、地に足をつけている。
経済的にも恵まれ名声も愛も手に入れられたとしても、
その象徴の靴は所詮幼い頃となんら変わらない。
果たして、極めるとは何か、手に入れるとは、
そんなことを考えさせられるドラマ…
というような考えさせられる系ではありません。
複雑な話では一切ないので。

もちろん知っています。これはネットフリックスのドラマで現実ではないことを。

それでも現実に準えた場合、
現実は実は複雑ではないよ。
愛に溢れた日々は、カラフルで落ち着いていて、なにより静寂さ。
といっているのかもしれません。


是非とも、字幕なし、吹き替え無しでお楽しみください。
きっとそのモーメントを感じる事ができます。


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