【Rhinoceros】基本のモデリング手順①
ライノセラスでのモデリングするときの、私なりのざっくりとした制作手順を紹介したいと思います。今回は、一般的な引違い窓をモデリングしてまとめてみました。
2Dデータの準備
まずモデリングを始める前に、2DCADを使用して断面を用意します。既製の建材や金物部品であれば、メーカーのウェブサイトからCADデータを入手できることがあります。それを事前に取得し、2DCAD上でモデリングしやすいように調整します。しっかりと準備しておくことで、作業が効率的かつ正確に進められます。私の場合、2DCADデータの編集にはBricsCADを使用していますが、Rhinoでも2Dデータを読み込み、編集することが可能です。
今回使用する2DCADデータは、自宅が三協アルミ製のアルミサッシであるため、このメーカーのデータを利用します。RC(鉄筋コンクリート)造の腰壁の上にある引違い窓(外部側・水切/内部側・木額縁)の納まり図をメーカーのウェブサイトからダウンロードし、下図の通りに準備しました。
この2DデータをBricsCAD上でDWG形式で保存します。
2Dデータをインポート
2Dデータをライノセラスで読み込んでいきます。
下図の通り、竪断面と横断面を配置しました。
モデリング
それではモデリングを進めていきます。
今回用意したCADデータは精密に描かれていますが、データ通りにモデリングしても見えないところは無駄になるため、化粧部分(見えるところ)のみを忠実に再現し、見え隠れ部分は省略しています。
部材の取り合い方がわからない場合は、実物やネットで写真を観察しながらモデリングを進めます。
サッシの枠と障子部分が完成しました。
次回は、このアルミサッシに付く付属品金物をモデリングしていきたいと思います。
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