ワールドトリガーは10巻84話から読め

謎解き好きはこの読み方が一番刺さると思います。
SF ものがそもそも好きな人は 1 話から読もう。

ワールドトリガーって?

ジャンプスクエアにて連載中の少年漫画。SF な世界観で、異世界からの侵略者「ネイバー」と戦うバトル漫画....なのだが、面白さの神髄はそこではない。

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(画像は公式サイトより)

戦略に徹底してフォーカス

有象無象のバトル漫画との違いは、バトルの丁寧な戦略描写にある。この漫画、敵も味方も頭がいいので、相手の作戦を読んだうえでの駆け引きが頻発するのだ。推理サスペンスやギャンブル頭脳戦漫画のようなジャンルが好きな人はハマる可能性大。

5 巻までの内容

主要人物紹介と世界観紹介、そしてトリオン兵 (ロボット的なの)との戦いがメイン。日常が徐々に崩壊して戦いに巻き込まれていくところも見どころだが... もう日常に戻ることはない (205話現在) なのでここを読まなくても楽しめるぞ!
前述の戦略描写は少なめなので、飛ばしてOK!

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↑これだけ抑えてれば雰囲気で読めるはずだ!(画像は公式サイトより)

10 巻 83 話までの内容

ネイバーとの本格的な戦い (大規模侵攻)!かなり高度な戦いをやってるが、登場人物が多すぎて初見では何やってるのか何となくしか分からないぞ!
いろんな人が登場するが、大事な場面では再度紹介があるので飛ばしてOK!

10 巻 84 話から読め!

ここからは異世界遠征への切符を賭けて、組織内でのバトルランキング的なので上位に立つための戦いが描かれる。
バトルはチーム戦。三雲、雨鳥、空閑の3人でチームを組み、ほかのチームと対決する。戦いの前には作戦を立てる回があるので、どのチームがどんな戦略を取るか予め確認できるぞ。読者にやさしい!

画期的!「実況」システム!

84 話以降の戦いには必ず「実況」がついている。世界観的には、組織内のランク戦をほかの隊員が見てフィードバックを得て成長するため... のシステムだが、これが圧倒的に読者にやさしい。淡々とした説明ではなく、分かりやすく伝えることを目的とした実況なので読みやすい。解説役のモブと違い世界観的に解説することが正当化されてるのもいいですね。

特訓して急にパワーアップしたりはできないので!

少年漫画にありがちな「修行」の描写はあまりない。というか、そんな方法では短期間で成長できません!!!もちろん日々のトレーニングでパワーアップはするが、それは敵も同じ。敵を調査し対策し、戦い方を工夫して勝つ。その面白さを丁寧に描写している印象です。

特に、主人公の三雲くんは単体戦力では最弱クラス!主人公無双を読みたい人にはお勧めできないかもしれない...(笑)

三雲くんが弱いからこそ映える敵

敵チームの分析をしっかりやる = 敵チームへのフォーカスがしっかりしているのも、この漫画の魅力です。相手側はどんな工夫をしているのか、相手にどんな強みがあるのかがよく描写されています。その敵が三雲と対面したときにはもうその真価が如何なく発揮されます(笑)

戦いが終わるころには敵にも親しみがわいてしまうので、再戦したときに成長して帰ってきたシーンなんかはもう胸が熱くなりますね。

まとめ

・戦術描写が多め
・敵味方の登場人物が少なめ、かつしっかりしたフォーカス
・実況付きで読みやすい
・目的が単純 (ランク上位を目指す)

以上の観点により、ワールドトリガーは 10 巻 84 話から読め!!!

現在無料配信中

ジャンプ+で 1 話 ~ 96 話まで無料公開中、この先120話まで読めるようになるみたいです。うーん、オススメの84話以降のパートはあまり読めませんし、この範囲だとクライマックスまで読めないのが難点です。

特に、三雲くんの戦術的ブレイクスルーが起こる122話が読めないのが残念すぎる!!!この回まで読んだら間違いなくはまります。

アニメ 

 アニメ 2 期がこの冬スタートします!15 巻 125 話からの内容となるので、ハマったら見よう。アニメでこそ映えるコンテンツなので。



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