見出し画像

【140字小説】私と猫と夫と(140文字)

「ただいま」

「あなた今日は早いわね。まだ15時よ」

「松の内の日曜だし、早めに帰った」

「そう」

「昼飯抜きで腹減った。冷蔵庫に生しらすがあるけど食べるよ?」

「生しらす?だめよ。それは猫がたべるの」

「え?」

「猫は新鮮じゃないと食べないの。あなたは茹でてある古いのがあるからそれを食べて」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?