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トタン家囲炉裏製作日記

改装中と言っていましたが、冬に向けてトタン家の座敷に囲炉裏を作っています。

囲炉裏焼きと湯豆腐が楽しめるようにする予定ですが、かなり本気で作る予定です、

まずは囲炉裏テーブルの搬入、重たいです💦

まずは囲炉裏には欠かせない自在鉤作り、自在鉤は鍋などを吊るす伸縮自在の筒鍵になります。

一年寝かせて乾燥させた竹をバーナー焼いて焼き色を付けます、節目の場所を色濃くしていきます。

竹の油がよく滲み出てくれたのでまずまずの出来栄え😊

自在鉤の横木の製作、自在鉤の横木は高額なのでこれも自作、道の駅で安価で売っている土産用の自在鉤の横木をそのまんま使います😅



当然長さが足りないので鼻先にロープ止めをドリルで穴を空けて取り付けます、

あっという間に自在鉤完成!まぁ、見た目もそこそこですね。

トタン家の座敷を葦簀に張り替えます、まぁ、囲炉裏部屋にするわけですからね。



100均のオモチャは家族連れで草津に来て何処の店も入れなかったお客さんの子供用で元からあった奴です😅

まぁ、これは仕方無いですね。

囲炉裏縁の製作🪚

囲炉裏縁は本来は火鉢など規格がある大きさなのですが、今回は多機能囲炉裏ですので当然自作!

釘が見えないように手っ取り早くダボを打ちます、2本欲しいとこですがズレが出るので一本挿し、木工ボンドを着けて乾いたらヤスリ掛けで面取りします。

塗装はオイルステンを塗って、保護用ニスを塗りました。

長囲炉裏に設定する銅製の湯豆腐鍋の腐食を落とします、ワイヤーブラシで磨いたら光沢を出すために仕上げブラシをかけてピカピカにします、

この湯豆腐鍋は60年以上昔の職人の手造りで酒燗器も兼ねている優れ物、それも去ることながらこのデザイン!楽しみですねー😊

お次は落ち鮎の囲炉裏用のオブジェ作り、成熟個体なので塩焼きサイズとしては一番大きくそのまま塩焼きでかぶりつきたくなりますが、これは食用ではないので串打ちしてからコンベクションオーブンで焼き目を付けてから60度に設定して乾燥させます、

如何に塩焼きの状態で出来上がるかが難しいところ。

オブジェ用の落ち鮎串が完成しました、文句無しの出来栄えです!

ヒレに飾り塩を付けると自重で落ちてしまうくらいに乾燥させてありますので、見た目は鮎の塩焼きですが、塩水に漬込み完全に干物してありますので腐ることもありません。

囲炉裏に欠かせないのはこの「火棚」
火棚は囲炉裏の上にあって、本来は藁葺き屋根の吹き抜けの天井の囲炉裏で木炭でははく薪を使って煙で燻して燻製を作ったりする棚です、

「北の国から」では確か火棚にじゅんが服を引っ掛かけて干したのが落ちて火事になったやつです。

火棚を吊るす古いロープもホームセンターでは売っていない貴重な縄ですね。

火棚に色々な物を干すというか、オブジェとしてトウモロコシや飾り柿などをぶら下げると味が出ます。

本当は本格的に大きな掘り炬燵のような囲炉裏を作りたかったのですが、酔って囲炉裏に落ちようものなら野口英世みたいな大火傷しかねないので七輪規模に止めます。

火棚に欠かせないのはこの藁で作った「弁慶」べんけいとは主に川魚の串焼きとかを挿して「飾る」のではなく、「燻す」ための物で、本来の役目ではなく、オブジェとして先に紹介した落ち鮎の干物を挿して囲炉裏の火棚にぶら下げました。

うむ…本格的

満足な出来栄えです!

先に自作した囲炉裏縁を置いて銅製の湯豆腐鍋を装着、

60年前の湯豆腐鍋と囲炉裏が合体した長囲炉裏の土台がほぼ完成!

湯豆腐鍋は「湯煎」式にできていて、湯の中に箱型の豆腐箱が浮かんでいる構造で、湯煎の湯を使い酒燗器として熱燗やタレを温められる優れ物です。

お次は先に自作した自在鉤の設置、

ドリルで穴を空けて、鉄針を挿したらシュロ紐でこていして、火棚に引っ掛かけるだけで完成。

とりあえず南部鉄器の急須をぶら下げてみましたが問題無し、基本的には鍋をぶら下げても問題無い強度もあるので満足な完成度!

自作で自在鉤を作るために買ったお土産用の自在鉤ですが、魚の彫り物の横木が無くなっただけなので、横木を代用して復活させます。

基本は支点、力点、作用点みたいな原理なので作成は簡単、ロープ杭に強力両面テープを貼り、シュロ紐を巻いたらあっちゅーまに完成!

自在鉤として使うのではなく、使わない鍋などを吊るすために今後は使います。

仕事の合間に作成し、約二週間、トタン家の囲炉裏座敷が完成!

これから冬になりますがトタン家の座敷はセルフ湯豆腐があったり、囲炉裏でイカを焼いたり冷めること無い熱燗飲めたりするのです😄

物作りの時は辛いことも全て忘れられると皆さんにも伝わればいいですね、

一応これでトタン家のリニューアルは終わる予定です。

更なるバージョンアップした姿を次回も皆さんに紹介出来るといいですね、

何かを己の力で作ろうと決意して、

何かを己の力で造ることに汗を流し、

何かを己の力で創り上げた時の酒は、

きっと美味いはずさ!



おしまい

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