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畳縁と襖の柄で部屋が変わる!上手な組み合わせ方と選び方のポイント

畳の縁(たたみべり)や襖の柄をどう組み合わせたらいいのか迷っていませんか?部屋の雰囲気をもっとおしゃれにしたいけど、どんな柄が合うのか、どこをポイントに選べばいいのかわからない…

そんな悩みを持つ方は多いですよね。でも大丈夫です!この記事を最後まで読めば、畳縁と襖の柄を上手に組み合わせて、和室を素敵にコーディネートするコツがばっちりわかるようになります。

これからは、迷うことなく自信を持っておしゃれな和室を作れる未来が待っています!

この記事のポイント

  1. 畳縁と襖の柄の組み合わせで、部屋の印象を大きく変えられること

  2. 畳縁の選び方で注意するポイントと、失敗しないコツ

  3. 最近人気の畳縁の柄や、トレンドをおさえたデザインについて

  4. 畳縁と襖を合わせることで、広く感じる部屋作りの秘訣


【執筆者】前田畳店 代表 前田昌俊 ・岩手県盛岡市で60年以上続き地元の皆様に愛され続けている 前田畳店の二代目店主 ・畳、襖、障子、壁紙、網戸の張り替えと襖紙販売店『和紙屋』代表 ・現在登録者6000人の襖系Youtuber ・畳技能士資格、畳職人指導員資格と壁装技能資格を保有 ・『お客様への真心』が仕事の原点。これからもその信念を大切に貫く51歳


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■畳縁と襖の柄の組み合わせで部屋の印象を変える方法

畳縁と襖の柄をどう選べばいいのか、部屋の印象が大きく変わるポイントを解説します。畳縁と襖紙を上手に組み合わせることで、和室がぐっとおしゃれに変わりますよ!

・畳縁のデザインが和室の雰囲気に与える影響

畳縁は、見た目には地味に感じるかもしれませんが、実は部屋全体の雰囲気を左右する重要な要素です。

畳そのものが落ち着いた色合いであることが多いため、畳縁のデザイン次第で部屋の印象を大きく変えることができます。

たとえば、無地やシンプルな畳縁は、和室に控えめな上品さを与え、シンプルでモダンな印象を作り出します。一方で、伝統的な和柄の畳縁を選べば、和室全体が一気に風格のある雰囲気に変わります。

また、畳縁の色も大きな影響を与えます。淡い色合いの畳縁は、部屋を広く明るく見せる効果があります。

特に小さめの部屋や暗めの部屋では、明るい色の畳縁を使うことで、空間が広く感じられるようになります。逆に、濃い色の畳縁は、部屋を引き締める効果があり、落ち着いた雰囲気を作るのに最適です。

そして、柄の選び方も部屋の雰囲気に直結します。例えば、細かい柄の畳縁は、部屋に繊細さと品格をもたらしますが、逆にシンプルな柄だと、すっきりとした清潔感のある印象になります。

それでも迷う場合、基本的な考え方としては壁の色に合わせてあげるというのが簡単で比較的外さない選択肢なのでおすすめです。

畳の縁が華やかすぎると部屋全体が落ち着かない印象になってしまうので、部屋の広さや壁紙のデザインともバランスを取りながら選ぶことが大事です。

また茶室の場合ですが、茶室では、えんじ色に近い畳縁、通称「茶べり」が基本的に選ばれます。この「茶べり」は柄が入っていない無地の畳縁で、茶室の落ち着いた雰囲気を作り出すために広く使われています。

しかし、茶室の流派や先生の考え方次第では、黒縁や紺の深い色を選ぶこともあるようです。私自身、過去に黒や紺の畳縁をお客様の茶室に使った経験があり、それが茶室全体に品格と独自の個性を与えました。選ぶ色によって、茶室の雰囲気が変わるのも畳の面白さですね。

ただし、茶室で使われる畳縁は「茶べり」が基本であり、その静かで控えめな印象が、茶道の精神にも通じる落ち着きをもたらします。柄のない無地の茶べりが、畳と部屋全体の調和を図り、自然と心を静めてくれる空間を作り出します。

「畳縁の選び方ひとつで、部屋の広さや落ち着きがこんなにも変わるんだ!」と実感できるでしょう。

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・襖の柄とのバランスを考えたおしゃれな和室作り

畳縁だけでなく、襖の柄との組み合わせも、和室の印象を大きく左右します。

畳縁と襖は、部屋全体を統一する重要な要素です。バランスよく組み合わせることで、和室が一層おしゃれで魅力的な空間に仕上がります。では、どうすれば襖の柄と畳縁のバランスをうまく取ることができるのか、詳しく見ていきましょう。

まず、襖の柄が華やかな場合には、畳縁はシンプルなものを選ぶとバランスが取れます。襖が色鮮やかだったり、繊細な模様が描かれていたりすると、畳縁も派手な柄を選んでしまうと部屋全体がごちゃごちゃした印象になりかねません。

シンプルな無地の畳縁や、淡い色合いの畳縁を選ぶことで、襖の柄が引き立ち、部屋がすっきりとまとまります。

逆に、襖がシンプルなデザインの場合は、畳縁に少し華やかな柄や、濃い色を取り入れても素敵です。

例えば、無地や薄い模様の襖には、伝統的な和柄の畳縁を組み合わせることで、部屋全体にアクセントが加わり、おしゃれな印象になります。また、襖が単調なデザインでも、畳縁に少しインパクトのある色や柄を使うと、部屋の雰囲気が引き締まって見えます。

もう一つのポイントは、畳縁と襖の色合いを揃えることです。襖と畳縁の色味を近いトーンにすると、部屋全体に統一感が生まれます。

例えば、襖が淡いベージュや白なら、畳縁も同じく淡い色を選ぶと柔らかい印象に。逆に、襖が濃い色や大胆な柄なら、畳縁も落ち着いた深い色を合わせると、部屋が落ち着いた雰囲気になります。

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■畳縁と襖の柄を選ぶ際のポイント

畳縁と襖の柄を選ぶ際には、いくつかのポイントを押さえておくことで、和室全体の調和が取れ、より素敵な空間を作り出せます。

この章では、畳縁や襖紙を選ぶ際に注意すべきポイントを紹介します。特に、色や素材、デザインのトレンドについても触れていきますので、失敗しない選び方をぜひ参考にしてください。

・畳縁の素材やデザインのトレンド

畳縁を選ぶ際に、素材の選び方は非常に重要です。特に茶室で使う畳縁には、綿100%の素材をおすすめします。綿は光沢が少なく、使い込むほどに自然な風合いに焼けていくので、茶室の落ち着いた雰囲気にぴったりです。

また、茶道では熱い器を使うことが多いため、化繊の入った畳縁だと溶ける可能性があります。麻素材も高級感があって素敵ですが、少し値段が張るため、価格と品質のバランスを考えると、やはり綿が一番の選択肢と言えるでしょう。

デザイン面では、無地の畳縁がシンプルでありながらもおしゃれで、現代的な和室でもよく選ばれています。当店でも無地柄が人気で、特に濃いめのグレーやグリーンといったアースカラーの畳縁がよく売れています。

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これらの色は、和室に落ち着きとナチュラルな雰囲気を与えるため、茶室や一般的な和室どちらにも合います。アースカラーは他のインテリアとも合わせやすく、部屋全体のコーディネートをしやすいのも人気の理由です。

また、無地の畳縁は襖の柄とも合わせやすく、部屋に統一感を持たせたい場合にも最適です。

例えば、壁や襖にシンプルなデザインを選んでいる場合には、濃いめのアースカラーの畳縁がアクセントになり、部屋全体が引き締まります。一方で、襖や壁に華やかな柄がある場合には、無地の畳縁が部屋の雰囲気を整え、落ち着いた空間を作り出します。

畳縁の素材や色、デザインは、和室の雰囲気を左右する重要な要素です。用途に合わせて素材を選び、好みの色やデザインを取り入れることで、和室の魅力を最大限に引き出すことができます。

【動画】襖の柄の一部です。ぜひご参考ください


・襖紙の選び方で知っておくべきこと

襖紙を選ぶ際には、部屋全体の雰囲気を考えながらバランスよく選ぶことが大切です。襖紙は和室の中でも大きな面積を占めるため、部屋の印象を大きく左右します。ここでは、襖紙の選び方のポイントを詳しくご紹介します。

まず、襖紙にはさまざまな柄や素材があり、それぞれの特性に合わせて選ぶと、部屋がより一層魅力的になります。

たとえば、伝統的な和室には山水画や松竹梅(しょうちくばい)など、和のモチーフを取り入れた襖紙がおすすめです。これらのデザインは、古風で落ち着いた雰囲気を作り出し、特に茶室など静けさを大事にする空間にぴったりです。

一方、現代的な和室には、シンプルな無地や幾何学模様の襖紙がよく合います。無地の襖紙は、部屋に清潔感を与え、すっきりとした印象を作ります。

また、幾何学模様や現代的なパターンの襖紙は、和室にモダンなエッセンスを加えたい方におすすめです。これにより、伝統的な和室でありながらも、現代的なセンスが感じられる空間を作り出すことができます。

襖紙の色も重要なポイントです。明るい色の襖紙は、部屋を広く見せる効果があり、特に小さな和室や窓の少ない部屋におすすめです。

一方、濃い色の襖紙は、部屋に重厚感を持たせ、落ち着いた空間を演出します。畳縁の色と襖紙の色を合わせると、部屋全体に統一感が出て、すっきりとした印象になります。

たとえば、グレーやグリーンといったアースカラーの畳縁には、落ち着いた色合いの襖紙がよく合います。

襖紙の素材にも注目しましょう。和紙の質感は、自然な温かみがあり、柔らかい光を反射して部屋全体に優しい雰囲気を作ります。

最近では、ペットなどの引っ掻きキズに強い壁紙も登場しています。特にペットを飼っている家庭では、通常の襖紙ではどうしてもキズがつきやすくなってしまいますが、耐久性の高い壁紙を使うことでその悩みを解消することができます。

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また、もし襖が壁紙を貼れるタイプであれば、襖紙の代わりに壁紙を選択するのも良いでしょう。これにより、耐久性だけでなくデザインの幅も広がり、おしゃれで機能的な和室を作ることが可能です。

このように、襖紙を選ぶ際には、部屋全体のテーマや用途に合わせて慎重に選ぶことが大切です。襖紙と畳縁をバランスよく組み合わせることで、和室全体の印象が大きく変わります。


★畳縁と襖の柄で部屋が変わる!上手な組み合わせ方と選び方のポイントの総括

畳縁と襖の柄を選ぶ際は、部屋全体のバランスを考えることが重要です。色や柄、素材の選び方によって、部屋の印象が大きく変わるため、和室の用途や雰囲気に合わせて慎重に選びましょう。

また、畳縁や襖紙には、さまざまなトレンドや素材があるため、現代的な和室にも伝統的な和室にも対応したデザインを見つけることができます。自分の好みと部屋の用途に合ったものを選んで、素敵な和室を作りましょう!

この記事のポイント
✔️ 畳縁は和室の印象を大きく左右する重要な要素である
✔️ 茶室には綿100%の畳縁がおすすめで、光沢が少なく自然に焼けていく
✔️ 無地柄の畳縁はシンプルでおしゃれ、特にアースカラーが人気
✔️ 畳縁は壁の色に合わせると統一感が生まれる
✔️ 茶室以外では、畳縁のデザインや色を自由に選んで個性を出せる
✔️ 襖の柄は畳縁と合わせることで和室全体のバランスが取れる
✔️ 山水画や松竹梅などの伝統柄は、和室に落ち着きを与える
✔️ モダンな和室には無地や幾何学模様の襖紙がよく合う
✔️ 襖紙の色選びも重要で、明るい色は部屋を広く見せ、濃い色は落ち着きをもたらす
✔️ 和紙の襖紙は自然な温かみがあり、柔らかい光を反射する
✔️ ペットの引っ掻きキズに強い壁紙を選ぶと、長持ちしやすい
✔️ 壁紙を貼れる襖の場合、壁紙を選ぶことでデザインの幅が広がる
✔️ 畳縁と襖紙をバランスよく選ぶことで、和室がまとまりのある空間になる
✔️ 機能性の高い襖紙を選ぶと、汚れに強く、耐久性が向上する
✔️ 部屋全体のテーマに合わせて、畳縁と襖の組み合わせを考えることが大切

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