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長編連載小説『破線』第152話。

 陥没した湖沼から、物証のライターを1本発見した事で、捜査は次の段階へと移った。証拠は揃った。それが、結論だ。湖沼には、たくさんの鳥がいて、辺りは、生臭い。俺は、ある意味、板敷が良くこういった生臭さに耐えられるな、と思った。実際、鼻に手をやっている。臭いのだろう。湖沼は、陥没していて、辺りは、危険地帯だ。陥没した個所には、鳥の糞などが溜まっている。俺たちは、必死で、ライターを探し出し、見つけた瞬間、勇躍惹起して喜んだ。決め手が見つかった。後は、警視庁の科捜研の鑑定に回すだけだ。(以下次号)

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