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長編連載小説『破線』第143話。

 ガソリン事件は、難しい。マンション1棟を焼いた。延焼し、類焼までした。ガソリンは、かなり、スタンド内の路面に付いて残っていた。俺は推察した。あの事件は、高橋が仕組み、今尾誠を焼死させたと。だが、動機は何だ?そう思った。動機が不明だ。実際、今尾誠は、黒焦げになって焼死している。それが分からない。俺は、今尾誠が上手く、闇に葬られたと思った。実際そうだ。ガソリン事件は、捜査が難を極める。(以下次号)

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