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長編連載小説『カフェ』第136話。

 実際、戸田のいい加減ぶりは、堂に入っていた。誰も相手しない。もう、上司も年貢の納め時だろうと思った。実際、戸田が怠ければ、怠けるほど、皆、嫌気が差して、遠巻きにするようになった。それが真相だ。実際、戸田のような上司は、必要ないのだ。俺はそう思っていた。給料は泥棒する、食事は豪勢な物を食べるで、良い事は一つとして、なかった。また、あるわけもないのだ。所詮、いい加減さは、いい加減さで、筋が通っているのだから……。(以下次号)

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