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長編連載小説『カフェ』第26話。

 俺の仕事ぶりは、実際、いろいろあった。難儀な事もあるのだ。サラリーマン出勤という言葉があるが、俺はそういった事は一度もない。時間に来て、時間に終える。当たり前の事であって、別に、何か大それた事でもない。俺たちが仕事上、そうしているだけであって、別に、何か制約があるというわけじゃない。ただ、失態を犯せば、参る。ただ、それだけだ。実際、昨日の失敗だって、悔やんでも、悔やみきれない事があった。でも、総じて、俺は健康である。食べる、運動する、仕事する……、どれを取っても、理想形で、ズレたところはない。ズレているなら、とうに軌道修正して、別路線を行く。当たり前で、普通の事だった。俺たち現代人は多忙で、日々動いているのだから……。(以下次号)

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