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長編連載小説『カフェ』第48話。

 俺は昔、コーヒー代どころか、電気やガスさえ、止められかけた事があった。世の中、難しいのはそこだ。会社で働いていても、実際、刺激はなく、淡々とした感じで過ぎていった。退屈だった。俺は、いろんな事を経ながら、やっていった。いろんな鬱屈があった。実際、人なんか、自分勝手な生き物で、エゴがある。俺もそうだ。俺にもエゴがある。自分勝手さというのからは、逃れられない。独りで仕事をしていると、自分のペースで推し進める分、退屈もある。実際、人なんて、分からない生き物だ。俺は、40年ちょっとで、そういった事を結構経験してきた。(以下次号)

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