Photo by yokopie 長編連載小説『流刑地』第124話。 3 夏目隆成 2021年8月24日 06:53 トルーニャは、コートを羽織ると、ゆっくりと、あたしの方を見据え、「どう?似合う?」 と訊いてきた。「ええ、とっても」 あたしが頷き、ゆっくりと、アウトレットの天井へ目を移した。天井には、暖房機が付いている。実際、暖房が利けば、ここは過ごしやすい。あたしも思う。冷える時は、やはり、暖房だと。実際、ロシアは凍土だ。凍て付き、寒い。(以下次号) ダウンロード copy #日記 #写真 #小説 #イラスト #マンガ 3 いつも読んでいただき、ありがとうございます! サポート