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田坂広志さんの、死は存在しない 最先端量子科学が示す新たな仮説を、読みました。

田坂先生の、本当に言いたい事を述べているか、わかりませんが、どうかご容赦下さい。
長文で、申し訳ないですが、お時間のある方、是非読んでみて下さい。
田坂広志さんの、著書を読んで、心に残った所を、書いてます。正確に、そして、心に来る心情を理解したいなら、是非、本書を、読んでみて下さい。

この本は、科学と、宗教の、一つの架け橋に、なってる予感が、します。最先端量子科学は、自分の、日常の、常識とは、かけ離れた事実が、あるかもしれませんが、真剣に、仮説、検証され、議論されてる事案です。ゼロポイントフィールド仮説は、知っていてもいい仮説だと、思ってます。ただ、あくまで仮説だと、いう事も、心の片隅に、置いていないといけないと思います。

ただ、宗教と、科学の、両面の視点から、述べてる本に、出会えて喜んでます。世の中には、まだ、科学では、解明できない事が、たくさんあります。その解明できない事に、「科学」の目を向けて、仮説を立てる。重要な事だと思います。

直感が、降りてくる、といいますよね。どこから降りてくるのでしょう?それは、ゼロポイントフィールドという、宇宙が、初め、量子真空から、揺らぎが起こり、ビッグバンから始まって現在までの138億年の、全て記憶が、ホログラムとなって存在する場所があるという仮説です。

わかりやすい例で、言うと、風という情報が、吹くと、湖面に波が、できる。その波が、普通の電磁波などは、いずれ減衰する。しかし減衰せずに、ずっと残っている。そして、ある程度の未来もわかる。物質は、量子科学では、波の、性質を持っている。ホログラムは、角砂糖一個に、国会図書館の、全ての情報が、全部入るような仕組みがあります。

ユング心理学、トランスパーソナル心理学では、顕在意識と、潜在意識、無意識と、よんでも、いいですが、5つの層をなしていて、深くなるにつれ、ゼロポイントフィールドに、強く繋がっていくと、考えられてます。天才とは、ゼロポイントフィールドに、繋がり易い人と考えられます。

ランドスケープすなわち、風景と、同様、地図を広げると、すべての山や河や地形が一目で見て取れるように、この宇宙の空間的な広がりのすべてと、宇宙の時間的広がり(歴史)のすべてが、一目で見て取れるタイムスケープが、ゼロポイントフィールドには記憶されてます。

ゼロポイントフィールドの、一部と繋がると、解像度は、低いが、全体が、分かる。また全体の、情報は、瞬時に、必要な情報が、集められる可能性があります。

死後、肉親や、亡くなった愛する人に、会えるか?という、疑問には、ある意味会えると、答えれる。それは、自我意識の無くなった、愛一元となった、両親などの特徴、性格を集めたものと、再会でき、会話をかわす事ができる可能性が、ある。ここを読んで、いつか亡くなる年老いた両親の事を考えて、ある種の「安らぎ」を得ました。

死後、亡くなった者は、自我意識が、少しずつ無くなり、ゼロポイントフィールドの、記憶として残る。

ゼロポイントフィールドにはビッグバン以降、138億年の、記憶と、ある程度、最も起こりそうな未来が、記憶されている。

今こうして、生きている間にも、ゼロポイントフィールドに、自分が思ったこと、行動した事が、記憶されている。

ゼロポイントフィールドとは、単なる「情報貯蔵庫」のようなものではなく、この宇宙で起こったすべての出来事のすべての情報を「記憶」していく「超越意識」のようなものであり、これを敢えて命名するならば、この宇宙のすべてを記憶している意識、すなわち、「宇宙意識」と呼ぶべきものである。

顕在意識の、2層目である、静寂意識に、なって、ゼロポイントフィールドと、繋がりやすくする事が大切だと、考えてます。

物質には、自己組織化する性質が、あり、どんな、単純な物質にも、いわゆる「仏性」が、宿る。「複雑なものには、命が宿る」ということを複雑系科学の専門用語で言えば、システム内部の相互関連性が高まっていくと(システムが複雑になっていくと)自己組織化や創発という性質が生まれてくる(生命的な性質が現れてくる)

ゲオルク・ヘーゲルの言った、「世界の歴史とは、世界精神が、本来の自己を、次第に知っていく過程である」という言葉を、著者は、「宇宙の歴史とは、量子真空が『自分とは何か』を、問い続ける過程である」と、読んだ。なぜなら、この「自分とは何か」という問いは、「自分の中に眠る可能性とは何か」という問いに他ならないからである。

この「私とは何か」との問い。
もし、あなたが、「私とは、この肉体である」と信じるかぎり、「死」は明確に存在し、そして、それは、必ずやってくる。

もし、あなたが、「私とは、この自我意識である」と信じるかぎり、あなたの意識がゼロ・ポイント・フィールドに移った後、いずれ、その「自我意識」は、消えていく。そして、「超自我意識」へと変容していく。
 それゆえ、その意味において、「自我意識」にとって「死」は存在し、それも、必ずやってくる。
 しかし、もし、あなたが、「私とは、この壮大で深遠な宇宙の背後にある、この『宇宙意識』そのものに他ならない」ことに気がついたならば、「死」は存在しない。「死」というものは、存在しない。

様々な、生きている時の、病や逆境という苦しみを感じる時、命を終わりたいと、思う時、しばし待って頂きたい。

こんな小石でも、何かの役に立っているんだ…。
これが無益なら、すべてが無益だ。
空の星だって同じだ…。

この小石にだって、意味があるんだ…。
もし、この小石に意味が無いのでならば、
この宇宙にも、意味は無いんだ…。と、筆者は、前の言葉を受けて、述べます。

いま、しばらく、この人生を、生きて頂きたい。なぜなら、あなたの人生には、大切な、大切な意味があるのだから。
いま、しばらく、一度かぎりのこの人生を、かけがえの無いこの人生を、生きて頂きたい。
そして、いま、しばらく、与えられた、この人生で、「魂の成長の道」を歩んで頂きたい。
筆者の、人の人生を慈しむ言葉に、心打たれます。どうか、本書を手にとって、味わい、自分の人生が、どんなに辛くても、どうか、慈しんで欲しいです。人生を変える一冊になると思います。

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