組織のラベルから個人のラベルへ

ビジネスは信用の上に成り立っている。そのため、ラベルとしての企業という存在が重要だった。なぜなら、ひとりひとりの個人を知ることができなかったから。

企業も、みんなが知っている企業かどうかが重要だった。みんなが知っている企業は信用できるという根拠のない共通認識があったから。

でも、人ひとりひとりを評価できる世の中になってきた。

だから、どこの馬の骨かわからない人はいなくなり、企業というラベルがなくても、人を信用できるようになる。つまり、企業に属さなくても仕事ができるようになると思う。

信用と実力が同じぐらいの2人の人がいて、ひとりは企業に属していて、ひとりは企業に属していない場合、仕事を企業に頼むか、個人に頼むか、どちらに頼むだろうか。

おそらく安くて融通が利く個人に頼むのではないだろうか。もし、そうだとすると、企業に属するメリットは、実力のある人にとってはなくなるような気がする。

企業に属している人はひとりではできない人で、企業に属していない人はひとりでできる人という状態に、今すでになっているような気がする。将来、それが加速すると、属している企業ではなく自分自身が評価されていないと、働く場所がなくなるのではないだろうか。

ちなみに、学歴も同じように不要になると思う。

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