切迫流産で入院した記録~8日目
お天気、いまいち分からず。すりガラスで外がよく見えないから。自分の気持ちまで、淀みぼやける。
2016年9月14日、入院8日目。あの出血の朝から一週間が過ぎました。
これまでの記録は、マガジンにまとめています。よかったら見て下さい。
https://note.com/tosoro/m/mc6cad6bb672c
夫は京都へ出張。面会には来られないとのことでした。
朝一番で職場に電話し、仕事の打ち合わせをしました。
入院していなければ、セッティングした研修会で司会進行する予定でした。
代打がいることに感謝しながらも、迷惑かけてることが心苦しく、いつまで続くか分からない「安静」に、不安とため息が出ます。
仕事は忙しいしプレッシャーも大きいけど、楽しくやりがいがあって、同僚も親切で、真面目で楽しい人が多い。
自分のプライベート、家のことは二の次にして、仕事を第一にまい進する。独身の時は余裕でできました。結婚して長男を妊娠し、それができないことも時々あったけど、長男の妊娠期間、出産は特に問題がなく、元気に生まれてくれて、目立った病気やケガもなくすくすく育ってくれて、曲がりなりにもそれができました。
でも今回はそれができなくて、歯がゆくて。
妊娠11週。これからどうなるんだろう。退院の日は明日の検診で決めるとのこと。長男がいるので、できるだけ早く帰りたい旨伝えていました。早ければあさって、遅ければ、、いつだろう。
夕方、にわかに廊下が慌ただしく、どうやらお産がはじまるようでした。
ここのクリニックは、ソフロロジー呼吸法というのをしていて、妊娠期間からそれの講習を受けたり、自宅でCDを聴きながら呼吸法の練習をしたりします。そのためにお産がとても静かにできると評判でした。
いつお産があったか分からないくらい、ひっそりとあって、私も長男をここで出産した時に、自分はまあまあギャースカ騒いだと思うけど、他の方は本当に静かにお産をされたように感じて、なんだか夜の間に、神様かコウノトリが、天からベビーを運んできたように感じたものでした。
なのでこの夜も、しばらくすると辺りはシンと静まり返って、そうするといよいよ、お産が始まったのだなと思いました。
妊娠、出産、、それは私の身体の中のことだけど、私にはどうすることもできない神様の領域、自分の力でできることのなんとちっぽけなことだろう、無力にも等しいな、、神様に身体を預けるような、そもそも自分の身体ってなんだろう、この「自分」ってなんだろう、、、そんなことを白いベッドの上で思っていました。
この日の昼食
鶏のつくね、大根のうま煮、ツナのねぎ酢かけ
この日の夕食
鮭のきのこあんかけ、牛肉のオイスターソースいため、
大根とザーサイの中華サラダ
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