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労働力=コストと言う考え方!

みなさんはこの記事を見ただろうか?

ほとんどのみなさんは、経団連は何を言っているんだ、現場をわかっていない。
と思ったのではないでしょうか?
自分は、そうは思いませんでした…

記事を読むとわかるのですが、介護保険を折半して出しているのです。
つまり、介護保険に余計なコストをかけたくないのです!
介護従事者としては、いやいや福祉のためですから、払ってください。
と言いたいが、しっかり読んでください。
ICT機器を活用してと書かれているではありませんか〜!
介護従事者はここをしっかり考えないと行けないのです。

今の介護はマンパワーと言う、労働力をかけすぎてると思います。

良いケアをするためと言いたいでしょう。
では言いますが、良いケアをするために最高級のオムツを買いなさい。
と言ったらどうします?
最高級のオムツなのですから、肌触りも良いし、吸収力も良い、つまり、ケアの質が上がります。
でもこう言いますよね?

コストがかかると!

ここで言わせて頂きます。
労働力もコストなのです
先ほどの例えを、安いオムツにして、オムツ交換に入る回数を増やしたとします。
確かに、事実的なコストは下がりますが、労働力と言うコストに変換され、労働力と言うコストが高くなっただけなのです。
つまり、経団連は何が言いたいかですが、
労働力と言うコストを、ICT機器のコストに変換しなさいよ!
です。

なぜ経団連はこんなこと言い出したか、

それは普通の企業はコストを出して、最先端の機械(ICT機器)を買います。
それはなぜか、労働力と言うコストを下げて、利益をあげるためや、技術力を上げて新しいものを作るためなどに利用します。
ただし、それにはリスクが伴います。
失敗するとそのコストは無駄になるのです。

ですが介護はどうでしょか??

たしかに箱物(建物)にはお金はかけましたが、あとのすべては基本、マンパワーと言う労働力に頼ってきました。
つまり、他の業種より、リスクを払っていないのです。
これは、介護業種の倒産率から見ても明らかです!
いやいや、倒産率も上がってきているよ。
と言いたいでしょう。
これは労働力、つまり介護職の担い手不足による、採用コストの増大になったための倒産が多いのではないでしょうか?

何が言いたいかですが、他の業種では、リスクを払って労働力と言うコストを押さえてサービスの質を保持してきました。
一方、介護は、リスクを取らずに労働力を使ってサービスの質を保持して、労働力が足りなくなったら国に賃金の要求してきました。
賃金の要求が悪いとは言いません。
問題はリスクを取っていないこと、労働力=コストと考え、削減しなかったことが問題になると思います。
それに介護業界は、内部留保問題、倒産件数から見て、他の業種より恵まれていると勘違いされてもおかしくないところがあります。

何が言いたいか

ですが、
介護は、労働力と言うコストを考えないと行けない。
本来介護とは、言いなりになってサービスを提供するものではないはず、必要な介護を必要な分だけ提供することが役目であったはずである。
では

必要な分とは??

これをしっかいとした、データで出す必要がある。平均値がないと多いのか少ないのか分からない。
このためにICT機器を導入し、データを蓄積し活用すべきである。
でも介護は人は機械でないなど言って、拒否する。
これは自分たちがITを勉強するコストを払いたくないと言っていると勘違いされる。
また、良くチャレンジしないとわからないと管理職に言われたことがあるがこれも全く同じで、使ってみて問題点をしっかり報告することが必要である。
特に介護は補助金が出て、ICT機器を試すことが出来る環境なのに、それもしないのは問題がありすぎる。
ITについて勉強をすることコストが大きいと考えるなら、それができる人材を登用すべきである。
使いもしないであれこれ言うのはおかしいと思われていると自分は考える。

最期になるが、経済を考えたときに実は、介護におけるICT機器は世界に売れる。


つまり、ここで日本の介護業界が先導し開発を進めないと、海外などで研究が始まり、日本の介護業界は後れを取ることになる。
せっかく売れるものを作った時に海外が先導したら、日本は海外に遅れることとなるし、利益を取り損ねることになる。
日本の介護は、介護保険と言うしっかりとした保険制度あるため、保険制度内での利益しか見ない、その考えがあまい、海外は保険制度ない分、介護以外の利益を見る。
それに介護の皆さんはわかっていないかもしれないが、データとは売れるし、研究に活用できる。つまりデータを取るだけで大きなアドバンテージを取れる。
例えば、認知症における人間の行動心理など、認知症が増えている現代であって、このデータはとても重要だ。
介護はもっと、大きな舞台を考えて動くべきだと自分は思う。



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