見出し画像

ローグライク(仮)音楽版ドラクエ写経

今日はドラクエ写経の音楽バージョンを行った。ドラクエの曲をピアノで弾くことだ。

目的は、先日の日記でも言ったようにプロローグを作るときに作曲から入る方法を行おうと考え、これから作曲の作業をしていくための訓練だ。

ちなみにプロローグの絵は大まかな雰囲気ではこんな感じになりそうだ。

アップライトピアノは所有しているのだが、親戚の家に預けており自宅には EDIROL の MIDI キーボードしか楽器がない。鍵盤が49鍵で通常のピアノの88鍵からはおよそ半分ほどしかないためクラシックピアノ曲を弾くのにはほぼ向いていなくて、打ち込み用として購入したものだ。発売した15年ほど前からの愛用品だったが10年前に壊れてしまい就職による上京とともに書い直したものだ。15年間使っているキーボード・・・のはずだが、最近は殆ど触ることがなくてクローゼットに収納しっぱなしになっていた。

ただ、手元に使えるのはこれしかないので、これを使って演奏の練習をした。練習の題材はドラゴンクエストの音楽だ。20年位ずっと集めているドラクエや尊敬するすぎやまこういち先生のCDがなんと800曲、すべて再生するのに約2日間かかるほど所有している。ドラクエだけでもゲーム音源のサウンドトラックからオーケストラ(NHK交響楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、東京都交響楽団、マニアックなものだと神奈川フィルや東京弦楽合奏団など)まである。今日はその中からドラクエ1〜4の交響組曲をすべて再生しながらそれに合わせて一緒に演奏する練習をした。3時間位掛かった。

(すぎやまこういち先生に初めてお会いしたときに頂いたサイン。2枚ある。)

俗に言うピシュナやツェルニーの指の練習という、様々な調(ト長調とか変ホ長調とか)でスケールやアルペジオ、その他のパターンを網羅するような練習方法があって、ピアノで良くある指の動きを体に覚えさせるもの。僕の周囲の我流で演奏される方だと曲を1つ1つの音符で全部覚えて指変えの場所まで記憶しなくてはいけない・・・なんて思ってしまっているんだろうと聴いていて感じることが多い。しかしこの基礎練習をしていると実はピアノ曲はだいたいパターン化されていることに気付いて、1音1音を追いかけるように演奏しなくても楽譜を見ただけで流れるように指が動くようになる。聴いた曲なら目をつむっても弾けたりする。(とはいえ曲によるところだが。)ベートーヴェンやショパンの和音やアルペジオはツェルニーを練習していると手にフィットする感覚が強烈に感じられる。これは日本人が英語を話せるようになる過程とよく似ている。

僕は小さい頃にこの練習をしまくっていたので、おかげでドラクエの曲も初めてか久しぶりに聴きながら演奏してみたがうまくできた。難しい曲も多いのだが、やはり基本的な音楽の体裁としてメロティー・ハーモニー・リズムは存在するので今までの経験が役に立った。

音楽版ドラクエ写経は何のための練習なのか、という話をしていなかったが、簡単に言うとコツを思い出すためのものだ。長い間ピアノに触れてこなかったことや作曲もしていなかったので、音楽のコツを忘れてしまっている。これを引き出しの奥から取り出すための訓練だ。具体的に言うと、好きなコード進行をすぐ使ってしまう癖を直したり、ハ長調やイ短調のようなシンプルな調以外での演奏もできるようにするため。この練習は作曲に着手する前にじっくり時間をかけるべきだ。曲を作るときのアイデアを一番手っ取り早く記録することができる道具の使い方を磨くためだ。

なお、今回最も難易度が高かったのはドラクエ4のラスボス戦の曲『栄光への戦い(の後半)』だった。主音(主旋律と言い難いのでこう呼ぶ)だけならギリギリ取っていけるがそれ以外の音も含めて演奏することはちょっとできない。演奏できるようにするなら、まず耳コピして楽譜にしてから演奏するようなレベル。

音ゲー

今日の日記にちなんだ話なので特にゲーム制作とは無関係なのだが、音ゲーの話を。

最近アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ(デレステ)というゲームをプレイしている。リズムゲームだ。演奏やダンスに近い楽しさがある。今日はそんなこともあって、ゲームセンターのリズムゲームコーナーで少し遊んできた。コナミのICカードを持っていると最初だけは無料で体験できるリズムゲームが沢山あって、ギターやドラムセット風のものや jubeat festo を体験してきた。この中で jubeat はかなり楽しく遊べたので500円ほど使ってしまった。天国と地獄のレベル9くらいがちょうどいい難易度で手応えを感じた。

カラオケで歌っているときや、音楽を演奏しているときのような気持ちよさがリズムゲーム・音ゲーでも感じられるのでストレス発散に良い。

ピアノ風のゲームもあったが、よく見ると黒鍵がただの模様だった。試しにショパンの超絶技巧の練習曲『革命のエチュード』を選んだら、リズムや動きはなんとなく似てるんだけど、ピアノの音の高さと全然違う場所を押さないといけなくてむちゃくちゃ混乱した。そもそも黒鍵が無いし鍵盤の下がり具合が浅いの指変えがし辛いのでピアノだと思って遊んではいけないものだった。他の人のプレイを見ていたら手をおいて軽く叩いたり撫でるように遊んでいた。

なんだかんだで結構時間を掛けてしまったので引越し作業の今日の進捗は0だ。

応援してくださると嬉しいです。よろしくお願いいたします!