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「自分が商品です」という生き方


お疲れ様です。としぞーです。

アップルウォッチを買いました。
数年前に使って以来、もう絶対に使わないと決めていたのですが(汗っかきなので、ベルト部分が荒れる)必要性が閾値を超えてしまったので、しょうがないから買いました。

これでベッドに入った後の(ベッドにスマホを持ち込まないため)読書時間などを図ることができるし、今までよりも詳細に行動記録を付けられます。

これからの時代、自分に投資できる項目が爆発的に増えます。それだけに「自分を知っていること」がとても重要になるのですが、このようなデバイスは「自分を知る」ことを加速させてくれますね。

せっかくなので、使い方を突き詰めてみようと思います。


さて。


今回は「『自分が商品です』という生き方」について。

個人ビジネスの一番のメリットって、やる仕事を好きに選べるってことだと思います。

それで、選べる幾つものビジネスの中で「自分を商品にする系」のビジネスがあるんですね。

それ系のビジネスについて思うところを書こうと思います。

多分参考になるので、ぜひ最後までご覧ください。

それでは、本編にまいります。


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はじめに


まず前提として、少なくとも僕は「自分が商品です」という生き方をしています。

コンサルタント・情報発信というビジネスはまさにそのような要素が強いものですね。もちろん、情報をパッケージ化して、誰が教えても同じ効果を生む仕組みを作り、自分じゃないとダメな業態を脱却することもできます。
でも、僕の場合はあえてそれをしません。
あくまでも「自分を商品」としてビジネスを行なっている。

また『としぞー』とは別名義でやっているYouTubeのチャンネル。
(お陰様で登録者3万3000人を超えました!)
こちらも同様に「自分が商品になっている」モデルを採用しておりまして、自分自身が何かのサービスを提供するわけではないものの「この人が話すから価値がある」というベクトルを持った発信をしています。(そしてそれが集客の肝になっています)

10年超に渡る個人ビジネスの経験から、僕の場合は「自分を商品にする」ビジネスととても相性が良く、そこから離れてしまうと急激にそのビジネスに対して愛着が持てなくなることがわかっています。
だから、僕の場合は、積極的に考えても消去法的に考えても「自分を商品にする」ビジネスが向いていて、あえてそのような要素を自分が行うビジネスに組み込んでいるきらいがあります。

他にも「自分が商品」であるビジネス(仕事)といえば・・・

・エンタメ系、キャラクター系YouTuber
・インフルエンサー
・芸能人、タレント
・一部の塾講師
・ブロガーなどの発信者
・教祖
・キャバクラやホストをはじめとした接客業

など、いくらでも挙げられますね。

そして「自分を商品にする」ビジネス・生き方にはメリットとデメリットがあります。

今回はそれを紹介することで、みなさまにおける今後の個人ビジネスの方針を考える上での材料にしてほしいなと思っているわけです。

まぁ世の中のビジネスの大半は「自分を商品にしない」ものですし、後で述べるように、収入のことを考えたら「自分を商品にしない」方が正解に近いです。

ですので、あくまで参考までに。
「こういう方向性もあるのか」という感じでご覧いただければと思います!




「自分を商品にする」デメリット



1、労働型ビジネスから離れられない


「自分を商品にする」ビジネスは、その名の通り商品が自分です。
ですから、基本的に自分が稼働しないと収入が生まれない。

例えばコンサルタント業であれば、コンサルタントとしてのサービスを「自分が」提供しないと売り上げが立たないですよね。

ふつうのビジネスの場合、収入を生み出す仕組みが整ったら、それを人に振ることで自動化が可能です。つまり自身の労働を外部に振ることができる。

しかし「自分を商品にする」ビジネスの場合は(一部それが可能だとしても)最終的には「自分の」稼働が収入の肝になってしまっているため、どこまで行っても労働型ビジネスから逃れられません。

芸能人の方が飲食業にチャレンジするのも、この辺りの苦しさが原因しているんじゃないですかね。

多くの人はビジネスの最終形として「労働型からの解放」を考えていると思います。その道が最初から閉ざされているのは、わりと厄介なデメリットと言えるでしょうね。
(とはいえ、労働型だから収入が少ないわけではありません。トップYouTuberを見れば分かるとおり、拡散のレバレッジが効くととてつもなく稼ぐことができるのも「自分を商品にする」ビジネスの魅力です。とはいえ、結局はそれらタレントを管理する大元がもっと儲かるのは間違いないんですけどね。)



2、売却というゴールがない


前項と似たような話ではありますが、「自分を商品にする」ビジネスには売却があり得ません。そのビジネスが成り立っている要因に「自分」が含まれてしまっているので「自分」を抜いたビジネスを渡したところで、それまでのようにそのビジネスが稼働してくれないのです。

例えばとしぞー名義のブログやらyoutubeを売却したとします。(買ってくれる人がいたらね)確かにそれらに対するアクセスはありますが、そこで誰かわからん人がコンテンツを配信していても、もはやそれは別物じゃないですか。

別物でも良いって理由で売却できることがあったとしても、その査定額は「自分」が抜けてしまう分、かなり安くなってしまうはずです。

一方で「自分を商品にしない」ビジネスは、そのビジネスが稼働する要素に「自分」が含まれている割合が少ないので、それをそのまま売却することが可能です。

物販のブランドを作って、そのブランドにおける販売が回るように仕組み化する。そうすればそのブランドを誰かに売却しても、購入した誰かは特に困ることなく事業を継続できます。

昨今、売却をゴールにビジネスに取り組む人が増えてきていますから、これもわりと厄介なデメリットと言えるでしょう。



3、ビジネスモデルの量産ができない


「自分を商品にする」ビジネスは、基本的に労働型ビジネスなため、一つのビジネスで収益を作るために多くの労力がかかりがちです。
ですから「自分を商品にする」ビジネスを複数運用するということが難しい。

先述の通り、僕は「自分を商品にする」ビジネスを二つやっています。
全くの別名義でそれぞれを運用しているのですが、二つでもういっぱいいっぱい。
むしろこれはよくやっている方で、二つを両方とも満足に稼働させることができない人の方が多いんじゃないかなと思います。

個人でビジネスをされている方なら、収入の柱を複数持つことの重要性が身に染みてわかっていると思います。
そんな中、ビジネスモデルの量産ができないというデメリットは、これまた困った要素です。
(もちろん「自分を商品にする」ビジネスと並行して「自分を商品にしない」ビジネスを行うという方法はあります。が、両者には向き不向きがありますので、必ずどちらかでちょっとした無理をすることになるんですよね。仕事の仕方を自由に選べる個人ビジネスで、そうした無理を抱えるのはどうなんだろうなぁと思ったりするので、そういう意味でも「自分を商品にする」ビジネスは複数の収入源を作るのが難しいのです。)



「自分を商品にする」メリット



1、商品のブラッシュアップ=自己成長


「自分を商品にする」ビジネスの収益を高めたい場合、商品=自分を高めないといけません。

エンタメ系の「自分を商品にする」ビジネスならば、もっと面白い人間になったり、もっと面白い企画を思いつけるようになる必要があるし、
コンサル・コーチング系の「自分を商品にする」ビジネスならば、クライアントにより多くの成果を上げてもらうための勉強が必要ですし、クライアントから魅力的に映るような自己研鑽が必須になります。
タレント系の「自分を商品にする」ビジネスならば、ときには外見を磨かなければいけないだろうし、体型を維持する努力が求められるかもしれません。

「自分を商品にする」ビジネスは商品が「自分」だということもあって、ビジネスの成長と自己の成長がほとんど一致しています。

そのため「自分を商品にする」ビジネスに取り組んでいる人は、そうでない人に比べて「自分自身」の成長率が高い傾向にあります。
テレビタレントが、テレビに出続けていくうちに洗練されていくのもこの理論で説明できますね。

ですから、自己成長が人生の優先度の上の方に置かれている人にとっては、これが非常に大きなメリットになるのです。



2、「残す」ことが容易である


人間の欲求の最大のものの一つに『承認欲求』があります。

誰かに認められたい、自分の存在を認知してほしい、というやつですね。

そして、人生において『承認欲求』をどう処理するか?は、ビジネスの目標とも密接に関わってきます。

ここでマズローの話を詳しくはしませんが、人間という動物は提示の欲求である『食欲』『睡眠欲』などを満たすことで、その次に提示の欲求である『安全に暮らしたい』『人と一緒にいたい』のような欲望を抱きます。
そして、このレベルぐらいまでの欲求は、現代日本においてはデフォルトでクリアできる環境があるわけです。
するとその次ぐらいにある『誰かに認められたい』という承認欲求が、結構重要になるのですね。

だから、ビジネスをする上でも「自分の活動が世の中に何を残したか?」という事実がわりと重要になり、ビジネスが安全圏にあればあるほど、こういう欲望が強くなっていくものなのです。

そんな時に「自分を商品にする」ビジネスは便利です。

「自分を商品に」しているわけですから、その活動はダイレクトに世の中に刻まれます。

例えばある工場に勤めているAさんがいたとします。
その人はBという商品の部品を作っていて、Bという商品は特定の人の日常を変えるほどのイノベーションをもたらしました。
このときAさんはBという商品が世の中に影響を与えたことを、どの程度『承認欲求』と結びつけられるでしょうか?
多分、その影響はかなり弱いと思うんですね。
だからAさんにとっては、商品がどうこうよりも、工場内で自分が求められているか、どう評価されているかなどの方が重要です。

このように「自分を商品にする」ビジネスにおける活動は、それがそのまま誰かへの影響として世の中に残ります。
だからこそ、自分がやってきたことを振り返ると、そこには一定の承認欲求を満たす証拠があり、それがビジネスを動かすモチベーションに繋がったりするのですね。

これも非常に大きなメリットかと思います。



3、同じベクトルを持つ人と繋がりやすい


ビジネスは、商品を人目に晒してそれを購入してもらうことで成り立ちます。
だから「自分を商品にする」ビジネスは自分を人目に晒す行為と同義です。

今回の話とはズレてしまうのでここでは深く触れませんが「自分を商品にする」ビジネスにおいて「自分」を偽るのはご法度です。
より売れる商品を作るために「自分」を偽ってしまうと(厳密にいうと、自分の中にないものをあたかもあるように見せてしまうと)その後が地獄です。永遠に嘘をつき続けるわけですからね。それが原因で苦しんだ人、沢山見てきました。

だから、基本的には「自分の中にある要素を発信する」ことが鉄則です。

そして「自分の中にある要素を発信する」ことは「自分の中にある要素」に共感を感じる人を集める作業でもあります。

例えば僕は『としぞー』という名義で発信をしていますが『としぞー』はイコール僕ではありません。とはいえ、偽ってキャラクター設定をしているのではなく、僕の中のある部分をそのまま表に出したのが『としぞー』だということです。

だからその表に出た部分に共鳴してくれる人が集まるわけですが、これがかなり楽しいんですよね。「自分の中にあるものに共鳴した人」は「自分の中にあるものを持っている人」である可能性が非常に高いです。
つまり価値観が似ている傾向が強くある。

大人になると、新たな出会いって極端に少なくなります。
それが例えば会社なんかだと、そこにいる対象ってランダムじゃないですか?同僚ガチャに失敗したら目も当てられないのです。

「自分の中にある要素を発信する」ことによって、それが自然とスクリーニング機能を発揮し、いつの間にか知り合いに価値観が近い人が増えている。
これは「自分を商品にする」ビジネスの中でもとびきりのメリットかもしれません。(だからこそ、自分を偽って発信をしてはいけないのです。自分を偽って発信をすると、偽った自分に共鳴した人が集まります。そしてそれは価値観が違う人が集まっていることと同じです。しんどいです。)



まとめなど


いかがでしょうか?

以上のメリットとデメリットを加味した上で、「自分を商品にする」ビジネスが性に合う人は、ぜひご自身のビジネスの参考にしてください。

ちなみに僕の場合は・・・

デメリット1 労働型ビジネスから離れられない
→僕はむしろ労働を一生したいと思っているし、暮らせる収入があれば良いと考えているから、労働からの脱却とか仕組み化による収益増とか考えていない。よってこのデメリットはデメリットになり得ない。

デメリット2 売却というゴールがない
→同様に売却したいという気持ちが皆無。同じ意味で、息子などに事業を継承できないというデメリットもあるが、継承するつもりもさらさらないので、これもデメリットになり得ない。

デメリット3 ビジネスモデルの量産ができない
→現状2つの「自分を商品にする」ビジネスを並行させている状態で完璧に満足している。そもそも、二つ目のビジネスモデルを構築したのは、収入の柱を作るためではなく、承認欲求の柱を作るためであった。

メリット1 商品のブラッシュアップ=自己成長
→僕の人生における最大の目的は自己成長だ。自己成長して何をしたいとかの目的はなく、単にステータスを上げ続けること。それ自体が目的である。
よって、このメリットは必須の要素であり、この一点だけでも「自分を商品にする」ビジネスを続ける理由になる。

メリット2 「残す」ことが容易
→おそらく自分は人よりも承認欲求が強い。自分が考えていることを知って欲しいし、それを知った上で「すごい」と言ってほしい。むしろ「すごい」があれば他には何もいらない。「すごい」を表すわかりやすい指標としてお金があるという感じ。だから自分の活動が影響として残りやすいこのビジネスにはとても感謝している。

メリット3 同じベクトルを持つ人と繋がりやすい
→検討の余地なし。最高である。
最近は『としぞー』とは別の名義の方でも知り合いが徐々に増えてきて(当然その名義の知り合いは『としぞー』のそれとまた種族が違う)楽しみがまた増えてしまった。
特に自分の場合は人付き合いがうまくないので、価値観が違う人とか一緒にいてつまらない人の前であからさまな態度をとってしまうことが多々ある。
そんな自分が、この仕事を始めてからというもの、そのような環境に置かれたことが全くないわけで、これぞ「自分を商品にする」ビジネスのメリットである。


・・・と言った感じで、僕は「自分を商品にする」ビジネスのデメリットをほとんどデメリットだと思わず、メリットは何倍にも感じるような性質を持っています。

逆にいうと「自分を商品にしない」ビジネスがてんでダメなんですけどね。
やる気が全く起こりません。ブランド作って事業売却とか、その工程自体は面白そうな気がするんですけど、如何せんやろうとしても体が動いてくれない。

だから、必然的に今のビジネスに落ち着いているのですけども、こうして言語化してみると自分でも気づきがあって面白かったです。

多くの人には参考にならないと思いますけど、参考になりそうな人はぜひご自身のビジネスを考える材料にしてください!!


以上です。
また次回!!

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