ファンを大事にすること
元電通で、ファンベースという会社を立ち上げている佐藤尚之さんの話を聞いたことがあります。これからは、ファンを大事にしていったほうがいいという話です。
商品でもサービスでも、その売り上げの80%を、支持層である上位20%の人で占めているという法則があるというのです。要は、一旦ファンになると、繰り返しその商品を買うことになり、売り上げを大きく押し上げます。
世は人口減少社会。
大々的にPRをして、新規顧客獲得をすることは困難を極め、最初からあきらめたほうがいい。
すでにファンである顧客を大切にすること、より一層ファンになってもらうことで、ファンたちが、口コミで勝手に宣伝してくれるというのです。それも、愛と情熱を込めて。愛は伝わるもの。そうしてファンを増やしていく。これがファンベースの考え方です。
ファンベースでは、ファンとの交流機会を作ることをしていきます。ファンミーティングというものです。
これは、ファン、特にコアなファンを集め、交流会を開き、商品の好きなところを出し合って、ほめちぎる会を開くそうです。
要望や意見を集めることはしない。それが狙いではない。
あくまで、いいところを語り合ってもらう、そこが肝だそうです。
その中に、商品やサービスを提供するにあたって、将来的に生きてくるヒントがあり、それを拾いにいく。
これをかみ砕いて、頭の中においたほうがいいと思います。
仕事するにしても、個人活動をするにしても、いろんな声を聞くことになると思います。受け止めるときもあれば、聞き流すこともあるでしょう。
その中でもファンは、商品のことや自分のことを支持してくれる人であり、その声のなかに本質的に将来に向けてありがたい言葉があるはずという話。
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