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出口

みなさんにとってお客さんって誰ですか?という話。

僕の場合、実際に糸を買ってくれているのはニットメーカーさんだったり、商社含めたOEMをやってる人です。なので彼らは大事なお客さんなのですが、当然、彼らにもお客さんが存在します。

アパレルさんですね。

アパレルさんにも一般消費者というお客さんがいます。

昨今、to Cビジネスというのものが大きく報道されるのを目にします。確かにアパレルさんの状況は良くない。こんな時代ですからね。だからと言って、テレビで観た、雑誌で見たあの工場のように、と考えるのは余りにも安直な気がしますね。思うに、

ただの非常口でしかない。

そんな風に見えてしまいます。まぁ、この時代が非常事態なので無理もないかもしれませんが。

僕のところでさえ、手編みされてる方からたまに問い合わせがあったりします。糸でできるtoCなんてこんなもんですが、基本的にお断りさせてもらってます。

僕のお客さんは、やっぱり消費者になってくるんです。厳しいです。が、この道筋の先に僕の作る糸の出口があります。アパレルさん、工場さんと一緒に出口を探している感じですね。

そして忘れてはいけないのは、出口は入り口でもあるという事。

非常口には外からロックかかってますよ。

たくさんの人が非常口から入ってきて対応できますか?

それができる機能を持っているのが誰なのか?

忘れてませんか?

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