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【通信講座】 小説「終末供儀」 講評

既視感のみの類型的セカイ系。
あわれで、むなしい、『君の名は。』『天気の子』の拙劣な模倣。

展開されているのは、退屈で無秩序な設定の説明、不正確な描写だけであって
物語らしいものは読みとれなかった。
語り手は三人称より無個性で、なんの価値観も持っていない。
語り手と「綾香」の関係性以外はすべて不要。
しかも、その「関係性」をまったく表現する気がないらしい。
ということはこの作品自体、成立していない。


(作者より)
本作は、SFと伝奇、二つの要素をあわせ持つ小説を目指したものです。しかし、書き上げてみると、物語の壮大さのせいか、うまく全体を制御できていない、という感覚が拭えません。全体的に展開が早い、あるいは終盤が雑である、そういったきらいがあるのではないか。また、知人の感想によると、あまりキャラクターが立っていない、とのことでした。こうした欠点は確かに認められるか、アドバイスをいただきたいと思います。


「SF」「伝奇」の設定に苦心しても読者は感心しない。
「あまりキャラクターが立っていない」どころではなく、完全なる無色透明。
作者の使命は、特殊な世界観に生きる人間の特殊な価値観を表現し
あらたな人間観への視角を提唱することだ。

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