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BST Hyde Park'22 / ロンドンの夏は毎週ハイドパークへGo!!

グラスト、トランスミットと紹介してきましたが、最後にもう一つロンドンのフェスにも行ってきたので紹介します。参加したのはローリングストーンズがこのフェスでライブをすることになっていたからです。ストーンズが地元ロンドンでギグをする。しかも会場はあのハイドパークです!!このタイミングでロンドンにいるならもう行くっきゃないでしょう。

このフェスについて

BSTハイドパーク / BST HYDE PARK

ミュージックフェスティバル本家のイギリスでは大小様々なフェスが毎週のように行われていますが、首都ロンドンでももちろん多くのフェスが開催されます。その中でおそらく一番巨大な屋外ミュージックイベントがこのBritish Summer Time (BST) HYDE PARKです。BSTは週末3日間のイベントを2〜3週間かけて毎週行なわれます。特徴的なのがラインナップでいずれも単独コンサートでしか見られないようなレジェンド達が出演します。こんなところからBSTは一般的なミュージックフェスというよりも、巨大コンサート+フェスを掛け合わせたイベントというのが正しいかもしれません。

開催時期
2022年6月24-26日, 7月1-3日, 7月8-10日
(例年6月最終週の週末3日間〜3週連続)

フェスの歴史
2013年、ローリングストーンズがハイドパークで44年ぶりの公演を行いました。この公演が記念すべき1回目のBSTとして行われました。ここから現在まで毎年大きな樫の木のステージがハイドパークに出来上がり、ロンドンの夏の風物詩となりました。これまで出演したレジェンドたちは、Bon Jovi, Neil Young & Crazy Horse, Taylor Swift, Stevie Wonder, Green Day, Eric Clapton, Céline Dionなど数えきれません。

音楽ジャンル
今年の各日のヘッドライナーはElton John, The RollingStones, Eagles, Adele, Pearl Jam, Duran Duranといった感じでした。ほかにも同時にNILE RODGERS & CHIC, THE STROKES, LEWIS CAPALDIなどが出演しました。ほんとに豪華ですね。


チケット購入
BSTのチケットは複数日入れる通し券のようなものはなく、各日出演者ごとのチケットを購入します。このあたりは一般的なコンサートと同じ感覚です。またチケットの種類もコンサートのように前方エリアと通常のスタンディングエリアなどに分かれています。

僕は7月3日のストーンズ公演を通常スタンディングエリアで手数料含め£111.85で購入しました。

2023年のラインナップ別チケットページ
チケット購入ページ

購入後は登録したメールアドレスに購入完了メールが届きます。
※このメールには電子チケットは付いておらず後述のアプリからチケットを表示します。

開催場所

BSTは名前の通り、ハイドパークの中の一角で開催されます。ハイドパークは1週6キロもある巨大な公園ですので、どの位置で開催されるかを見ておかないと、入る場所によってかなり歩くことになります。
開催される場所は地図のポイントの辺りです。北東の「Marble Arch」あたりが一番近い地下鉄の最寄駅になると思います。


現地到着から会場周辺まで

僕は北側の「Lancaster Gate」駅あたりの「Victoria Gate」からハイドパークに入りました。

公園周りにはBST用のちゃんとした標識が立っていました。


「Victoria Gate」あたりからもかなりフェスに行く人が歩いています。

公園に入ってからは左へ曲がりそのまま東へまっすぐ歩いていきます。

公園と呼ぶには茂りすぎている雑草。

たくさん人が向かっていたので迷わずにほぼ一直線で到着しました。


フェス情報の必需品

公式APP
マストで入れる公式アプリ。このアプリからチケット表示をします。


リストバンド交換

入口はこんな感じで、お昼過ぎくらいに行って、ほぼ並ばずに入れました。


入場チケットは前述のアプリから表示できます。このあたりは電波も問題なくすんなり表示できました。

Spotify
公式のプレイリストは各ヘッドライナーごとに出ています。こちらは23年のガンズとテイクザットのリスト。




会場(ステージ)の様子

会場のマップはこんな形で奥にメインステージ、DJブース合わせたサブステージが3つありました。

GREAT OAK STAGE

こちらがメインステージ。左に巨大なオークの装飾が施してあります。


ステージ前方と後方を分けるゲート。横ではシートアップグレードのオフィスもありました。


The Rainbow Stage

メインの次に大きいのかな?隣にあるハードロックカフェのステージというくくりみたいです


The Birdcage Stage

メインステージの裏側にあるステージ。休憩スポット


Cuban Garage Stage

DJブース。名前の通り、ラテン系の音楽流してました




個人的ベストパフォーマー

The Rolling Stones
今回で通算4回目のストーンズ公演。毎回毎回この年でこんなに素晴らしいギグができるのかって思うけど、今回もほんとにほんとに素晴らしかった。ミックジャガーはキレキレだし、ロンはピョンピョン飛び跳ねて、キースもいい意味でいつも通りのプレイ。チャーリーがいないのが不思議だったけどそれでもこれからもストーンズしていくんだなって感じました。




Sam Fender
今年のフェスの顔と言っていいサム・フェンダー。参加したグラスト、BST、トランスミットの全てに出演していました。「Seventeen Going Under」はアンセムと化し、どのフェスでも熱烈なファンがいてUKは彼が中心になっていくんだなぁと体感しました。


Courtney Barnett
2番手でコートニーバーネットが出演するというのが、ただのストーンズのコンサートとは違うところ。これぞBSTの醍醐味でしょうね。

左下の方は手話で歌詞を伝えていたんですが、はじめて見たし、とにかくめっちゃ楽しそうに踊りながらしてるのが素晴らしすぎた笑


The Dinner Party
イースト・ロンドンで活動している、ディナーパーティーというルーキーバンド。トップで出てきて、このあと控えるのが前述3組というラインナップ。この並びで出るなんて今後大物になるのか?

周辺環境

気候
この日の気温は22℃ほどで曇りで非常に過ごしやすかったです。太陽の光は強いですが気温はいつも大体このくらいでした。

お金・言葉
会場ではクレジットカードが使えました。(Visa・MasterそしてAMEX!!)

AMEXプレゼンツなのでアメックスのカード見せるだけで、このしっかりしたウォータボトルをもらえました。

ロンドンなのでもちろん英語です。ブリティッシュアクセントって個人的には好きです。センキューよりチアーズに憧れます。


食事
フードベンダーもちゃんと種類があるのでご飯も問題なしです。


インターネット・電源
会場にWifiは見つけられませんでした。街中ではカフェなどで繋ぐことができます。


宿泊
大都市ロンドンのため、宿泊施設は星の数ほどあります。ただどこも価格は高めですので、ホステルなどもうまく活用するのも手だと思います

ノッティングヒルのホステル。ルームがローリングストーンズというサービス。


困ったこと

フェス自体とは関係ないんですが、このフェスの後、ロンドンでスマホを盗まれました。
久々に海外で盗難にあったので困りましたが、状況を軽く説明すると、カフェで一人で座っていたところ、タブロイド紙を売りにきた黒人が僕のテーブルまで周ってきて、その雑誌を買わないかとかなり執拗に言ってきました。いらないと何度も言ってやっと出ていったのですが、その最中にテーブルの上にあるスマホを盗んでいったのです。気づいた時には時すでに遅しでした。もちろん見つからなかったのですが、なんとか保険でお金は戻ってきたのでそこまでの被害は受けませんでした。
みなさんもロンドンだからと言って油断しないでくださいね。

最後に

ハイドパークでストーンズのコンサートを見れるだけでなく、このチケット価格でサムフェンダーやコートニーバーネットまで見れるのは非常にお得感がありました。ハイドパークはほんとにロンドンの真ん中なので手ぶらで参加できます。ちょっと早い夏休みでロンドンに行かれるならBSTぜひチェックしてみてください。

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