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ビール一缶(300円)の飲酒によって失われる健康の価値を試算する(1)

ビール一缶(300円)の飲酒によって失われる健康の価値を試算する際には、クリエイティブなアプローチとして、「健康ポイント」や「未来の健康コスト」を使ってインスピレーションを得る方法をまずは考えてみましょう。

健康ポイント法

まず、健康を「健康ポイント(HP)」で数値化してみます。例えば、完璧な健康状態を「1000HP」と仮定し、飲酒1缶ごとに「健康ポイント」がどれだけ減少するかを考えます。

  1. HPの減少率:

    • 医学的データに基づいて、アルコールが与える影響を仮定します。例えば、1缶のビールが5HPの減少に相当すると仮定します。

    • この減少は飲酒習慣や個人の健康状態によって異なりますが、一般的な目安として設定します。

  2. HPを金額に換算:

    • 1HPを金額に換算するために、将来的な医療費や治療費を考慮します。例えば、慢性疾患や治療にかかる総費用を考え、それを生涯の健康ポイントで割ることで、1HPあたりの金額を算出します。

    • 仮に、1HPが10円に相当すると仮定します。

  3. 1缶のビールで失われる金額:

    • 1缶で5HPが失われると仮定し、1HPが10円の場合、1缶あたり50円の健康価値が失われる計算になります。

未来の健康コスト法

次に、ビール1缶の飲酒が将来にわたって発生する医療コストや健康被害を考慮した方法です。

  1. 飲酒の影響をモデル化:

    • 定期的な飲酒が健康に与える影響をモデル化します。例えば、1日1缶の飲酒が10年後に肝疾患を引き起こすリスクが10%増加すると仮定します。

    • 肝疾患の治療費用(仮に100万円)をリスク増加に掛け合わせます。

  2. 未来の健康コストの割引現在価値:

    • 健康被害が発生するまでの期間(例えば10年後)を考慮して、その未来のコストを現在の価値に割引します。これを「割引現在価値」と呼びます。

    • 仮に5%の割引率を適用すると、未来の健康コストは割り引かれます。

  3. 1缶あたりの健康コスト:

    • 未来の健康コストを現在価値に割引した金額を、1缶の飲酒回数で割ります。例えば、1000缶飲むと仮定して、100万円の未来コストの現在価値が90万円になると、1缶あたり900円の健康価値が失われる計算です。

結論

ビール1缶300円で飲むことで、仮に50円から900円の健康価値が失われると仮定します。つまり、実際に支払う価格以上に健康を失っている可能性があり、これが長期的には大きなコストになることを示唆しています。

この方法はあくまで概算ですが、飲酒の影響をより具体的に理解し、自分の健康の価値を再考するきっかけになるかもしれません。

<(2)へつづく>

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