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スポーツチームのTikTok活用法

初めてのnote執筆になります。はじめに簡単に自己紹介を。

2018年に新卒でスポーツ配信会社のDAZNに入社し、SNSマーケティングを担当し、2年目の途中でBリーグ(2部)茨城ロボッツに加わり、デジタルコンテンツの発信をメインに行なっていたものです。

そんな僕ですが何かスポーツ業界に関して発信をしたいなと思っておりながらも中々ネタが見つからずにおりましたが【TikTok】というプラットフォームを活用したデジタルコンテンツの発信を経験し、その可能性と活用方法をシェアさせて頂ければと思います。

<既存のコミュニティを凌駕するリーチ>

茨城ロボッツのTik Tokはリーグ主導で行われた【#24秒レッグスルーチャレンジ】という企画に相乗りする形で立ち上げました。最初のうちは特段大きな反応も見られず、期待外れ??的な見解を持っていました...

しかし、次第にコンテンツ数を担保していく中でちらほらと万単位でViewを稼ぐコンテンツが出てきました。地方のクラブ且つ後発のBリーグチームである茨城ロボッツはマスでの出面は大きくは期待できず、大きく数を稼げるコンテンツを発信できずにいました...。そんなチームでもTik Tokの意に沿ったコンテンツを発信できればフォロワー数に関係なく、既存のコミュニティを凌駕するリーチが稼げる。要は今まで茨城ロボッツを知らなかった方々に知ってもらえるきっかけに繋がる事が我々の様なチームには重要であったという事です。

既存コミュニティを超えるリーチを稼げる = 新既ファンとのタッチポイント構築

では具体的にどのようなコンテンツを発信したかをご紹介します。

<具体的な投稿事例>

⑴ 24秒レッグスルーチャレンジ

—社会的なモーメントとの掛け合わせがViewを伸ばすコツ?


前述の通りリーグ主導の企画に相乗りする形で公開した動画です。現段階で約5.5万Viewを記録しています。Viewを伸ばす上で重要な要素はBGMの選定です。この動画で使用した楽曲は現在人気沸騰中のアニメ【鬼滅の刃】のOP曲を使用しました。社会的なモーメントとどう掛け算をするかがViewを伸ばす上で重要なポイントになるのではないかと考えています。

その他にもハッシュタグは動画との関連性は担保しつつも、広くリーチが可能なハッシュタグをつける事も意識すべきポイントです。投稿画面でハッシュタグを検索するとハッシュタグがどれくらい使用されているかも確認できるので分かりやすく助かります。

① BGMはトレンドをチェイス
② ハッシュタグはボリュームを意識

⑵ プレー動画

—既存アセット×音楽×フィルターでリッチコンテンツ化

トラフィックをあげる為にも定期的なコンテンツ数の担保は重要になります。しかしながら、毎回撮影の為に調整するのはチーム側の負担にも繋がるかと思います。

そこでオススメなのが【試合中のプレー動画素材】の活用です。恐らくどのスポーツでも試合さえあれば映像素材としてプールされているものがあるはずです。例えば中継のハイライト素材・SNS担当が撮影した試合中の映像素材等...選ぶのが大変なくらいです。コンテンツホルダーの特権です。活用しなければ勿体ない!

普段であればTwitter等に生素材を投稿して終わりって事もあるでしょうが、Tik Tokであれば味気ないコンテンツにアプリ内の様々なフィルターやBGMを使用してリッチコンテンツに仕上げる事ができるのです。また1プレー毎であれば15秒~60秒以内に収まるのでTik Tok特有の短尺動画に仕上げられプラットフォームとの相関性も抜群です。

① 試合映像など選手稼働が必要ないアセットを活用しコンテンツを担保
② 1プレー毎であれば短尺(15秒~60秒)に収まる = Tik Tokと相関性抜群

<最後に...>

まだ使用歴は浅いのであまり大口を叩けるほどの結果は出ておりませんが、Tik Tokというプラットフォームは可能性大です。コロナウイルスによりユーザーの在宅時間が増えた事でDL数も過去最高を記録。

スポーツコンテンツに限らずデジタルコンテンツの消費が活発になり、スマホファーストの時代において無視できない存在になっている事は間違いないのではないでしょうか。僕もスポーツ×デジタル・SNSの領域で生きている人間として、有益な情報はアウトプットできるように日々試行錯誤しながら発信できればと思います。

終わり。

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