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コンテンツが消費される時代

今回は「コンテンツが消費される時代」についてお話します。

本題に入る前にお知らせをさせてください。

◎noteメンバーシップ「ストメン」が開始されました!

プランは3つ!

・スタートプラン(月額100円)
・スタンダードプラン(月額500円)
・プレミアムプラン(月額2,500円)

全てのプランで私の小説が読み放題となっております。

さらにプランごとに数多くの特典をご用意していますので、興味のある方はぜひご覧ください。

◎小説「本からの手紙」がアメージング出版から絶賛発売中!

著者、第二作目にして、初の書籍化。
本の中に残された一文からすべては始まる。

寛太と忠が万引きした本の中には、謎のメッセージが残されていた。消された形跡のある、まるで手紙の一文のようなメッセージを書いたのは、いったい誰なのか。そして消されたメッセージには、いったい何が書かれていたのか。ひょんなことから、それらを探すことになってしまった寛太と忠。そこにはある女性の暗い過去が関係していた。
果たして、寛太と忠は真実にたどり着くことができるのか。

「本からの手紙」
あらすじ

ぜひ一度読んでみてください!

○ファスト映画とネタバレサイトが無くならない理由

それでは本題です。

あなたはファスト映画や漫画のネタバレサイトを見たことがありますか?

ファスト映画とは映画を10分くらいにまとめた、あらすじだけをただただ見るだけの映像です。
You Tubeなどではまだ100本くらい上がってるそうです。

ネタバレサイトとは、漫画の内容やセリフを文字おこししたもので、ざっと話の内容を知るには適したものです。

当然のことながら、ファスト映画もネタバレサイトも著作権違反となり違法です。

ここ最近は取り締まりもかなり厳しくなり、摘発数も増加傾向にあります。

しかし、まだまだ無くならないのが現状です。

では、なぜ無くならないのか?

今朝あるニュース番組で特集されていたのをたまたま見たのですが、その番組では元ファスト映画投稿者という方がインタビューを受けていました。

その人が言うには最高で月150万円ほど稼いでいたそうです。

それだけ稼ぎあったということはつまり、それだけ見る人がいたということです。

要するにニーズがあった。

2時間の映画を最初から最後まで見るよりも、10分のファスト映画であらすじがわかれば充分。漫画もネタバレサイトで内容を知れたら充分。

そういった人が増えてきているということです。

現在はコンテンツを楽しむというよりも、コンテンツを消費していく感覚の人が多くなっています。


○小説も消費される時代

当然小説にもその影響が出ていて、わかりやすい例でいうと、小説の投稿サイトです。

無料で全話読める投稿サイトは、作品を楽しむというより消費していく感覚が近いのではないでしょうか。ファスト映画やネタバレサイトを見ているのと感覚は近いと思います。

投稿サイトは作家が自ら投稿しているので、著作権違反ではありません。

ですが、果たして自分の命を削って書き上げた作品を消費物として世に出してしまっていいのでしょうか。

それでも読んでもらえたらいいと言う人はいいのですが、私は消費物ではなく、一つの作品として読んでもらいたい、世に出したいと思っています。

そのために無料公開をやめて、メンバーシップ内のみ閲覧可能に切り替えました。

当然、結果は芳しくなく、読者も読んでもらう機会も著しく減少しています。

しかし、今後も無料公開をするつもりはありません!

可能性が低いとわかっていても、私は『作品』として読者に楽しんでもらいたい。

○有料公開の壁を乗り越えろ!

無料公開するのは簡単ですが、有料公開はハードルがめちゃめちゃ高いです。

noteメンバーシップを始めて、改めて痛感しました。

これから重要になってくるのは、有料の壁を乗り越えて、いかに読者になってもらうか。

その1点です。

まずはその方法を考えていきたいと思います。


話が少しズレてしまいましたが、あなたも作品を消費しているところがあるかもしれません。
私も振り返ってみると、そういう感覚の時があります。

果たしてそれでいいのか。
改めて考えてもらえるきっかけになってくれると幸いです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

それではまた次回の記事でお会いしましょう。
小説家の川井利彦でした。


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