2020年おすすめ本5冊

2020年(に読んだ)おすすめ本5冊

睡眠こそ最強の解決策である』(書評
オススメしない理由を探すのが難しいレベルの必読本。本によれば、睡眠は「土台」。仕事の生産性をあげたくても、痩せたくても、健康になりたくても、まずは睡眠が満たされていないと実現しない。実際、本に書いてあることを実践した(上で色々生活改善した)結果、仕事の集中力も上がり、健康になったと感じている。一番わかりやすかったのは、午後2時以降にコーヒーを飲まなくしたら、ほぼ即日から寝付きがよくなったこと。あと10年早く読んでおきたかったなぁ。

リベラリズムはなぜ失敗したのか』(書評
欧米諸国でコロナの被害が甚大な根本理由が書いてある気がする。リベラリズムは「自由主義」。生まれや環境などで人生が制限されない世の中を目指す主義...なんだけど、あらゆる制限から人を自由にするため、「自分がよければいい」に行き着く。結果、社会を成り立たせるため国家による規制が必要になり、国家が強くなる。コロナ禍において、欧米諸国では自粛が機能していない(マスクすら最近やっとし始めた)と聞くし、国家はロックダウンという強権をもってコロナを制御しようとする。本の出版も僕が読んだのもコロナ前で、コロナのことは当然書かれてないけど、パンデミックに対する欧米諸国のリアクションをまるで予言していたかのような内容でびっくり。

日本の15歳はなぜ学力が高いのか』(書評
「世界で最も優れた教育システムを有する5つの国」の現場に直接乗り込んで、データでは見えない、現場にある本質を解き明かす本(中身とタイトルは全く一致してません)。興味深かったのが、著者が各地の現場で発見する「文化の差」。「成功事例を直輸入しても、文化が異なるとうまくワークしない」という、世界中の誰でも知っていて、でもホントのところはよく知らないことを描ききっているところが何より味わい深い。

日本が生んだ偉大なる経営イノベーター 小林一三』(書評
阪急電鉄、東宝、宝塚歌劇団、阪急百貨店、電力会社、ホテルなどを創業した、第二次世界大戦前後に活躍した連続起業家「小林一三」のビジネスパーソン人生を揺り籠から墓場まで読める大作。確固たるビジョンがあり、それを成し遂げるために次々に会社を作っていく人生の物語にめちゃくちゃ痺れた。かっこいい。この人みたいに生きれるだろうか?2020年に読んでよかった本1位。

共感経営』(書評
初めて情熱的に「実践したい!」と思ったことが書かれている経営本に出会った気がする。2021年は「共感経営」で勝ちたい。共感経営とは、メンバーや社員たちが目指すべき未来像に共感し、戦略にコミットする結果、自発的かつ自律的に、そして柔軟に未来像の実現に取り組んでいく全体の動きを意味する。変化のスピードが激しい世の中では、伝統的な「戦略」は役に立たない。どれだけ現場が柔軟に対応するかが大事であり、それを実現するには「共感」が鍵である。ホントにそうだと思う。

2020年に読んだ本52冊(読んだ順)

#読書メモ:一部の書籍についてtwitterでも感想を書きましたのでどうぞ

池上彰の「日本の教育」がよくわかる本, 睡眠こそ最強の解決策である, 新・観光立国論, ブランディングの科学, 夢をかなえるゾウ, 日産 vs. ゴーン, 世界「倒産」図鑑, 人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている, 2010s, リベラリズムはなぜ失敗したのか, 「日本人の神」入門, 知略の本質, イノベーションの作法, 時間は存在しない, 豊田章男, 「ついやってしまう」体験のつくりかた, THE MODEL, コロナショック・サバイバル 日本経済復興計画, 室内生活 スローで過剰な読書論, 日本辺境論, 豊田章男が愛したテストドライバー, シン・ニホン, WHO YOU ARE, 素数の音楽, あなたの孤独は美しい, Harvard Business Review 競争戦略より大切なこと, 詳細! Python 3 入門ノート, Harvard Business Review データドリブン経営, 日本の15歳はなぜ学力が高いのか, eスポーツ選手はなぜ勉強ができるのか, Harvard Business Review 実験する組織, 卓球王 水谷隼 終わりなき戦略, YouTube放送作家 お笑い第7世代の仕掛け術, YouTube作家的思考, 教養としてのコンピュータサイエンス講義, 日本が生んだ偉大なる経営イノベーター 小林一三, 直観の経営, 共感経営, Harvard Business Review 好奇心, つながっているのに孤独, IPのつくりかたとひろげかた, 新しい音楽とことば, 京セラフィロソフィ, 逆・タイムマシン経営論, Harvard Business Review 発想するチーム, 天職, その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。, 嫌われる勇気, メディアシフト YouTubeが「テレビ」になる日, 怪物の木こり, 伊勢神宮と出雲大社, ele-king vol.26

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?