エスキスの話⑭完璧でなくていいんですよ。
さてもうエスキスも慣れてきて、形にするのはそんなに苦じゃなくなってきた時期だと思います。
そこで重要な考え方がこれです。
○完璧じゃなくていい!
ということです。エスキスができるようになって来ると、ここもう少しこうしたほうが良いよね・こうしなきゃだめだよねとわかってきます。
しかし難しい課題だとそうはいかなくなる。
本試験もそうです。
ここで完璧を目指すと全体的なプランを壊してしまいます。
上の2つの投稿を読んでもらって、メインの要求室や優先順位の高いものからしっかり計画していく流れを掴んでもらって、優先順位が低い要求室に関してはその隙間にどうにかして埋めていくイメージです。
その時優先順位が低いものが面積が少し足らないとします、しかし時間も余裕もないその時は割り切って失点覚悟で前に進みます。
本試験では満足行くエスキスができることはほとんどありません。時間を意識した勉強の場合はその割り切りも考え、時間内にしっかり仕上げましょう。
○どこで割り切る?
さて次の問題はどういった場所で割り切るか・どの部分で妥協するかです。割り切ったのに大きな減点になってしまう場合があるので間違えられません。
まず第一に利用者がメインに使う要求室での割り切りはやめましょう。利用者トイレを小さくするぐらいなら許容範囲。
また管理部門でも大幅に支障をきたすような面積にするのは避けましょう。あくまでも少しタイトにするイメージです。少しだけなら意味ないのではと思われるかもしれませんが、エスキスが出来てくるとそれが大きな違いであることがわかっていただけると思います。
あまり利用者が関係ない所で面積を小さくしたり・廊下を少し曲げてみたり(あくまでも常識の範囲内で)して利用者部門以外で割り切って全体構成を優先して進めていきましょう。
100点でないと合格しない試験ではありません。80点ぐらいでいいんです!
それを意識して勉強を続けていきましょう!
今日のまとめ
○完璧じゃなくていい!この試験は80点ぐらいで合格です!
○割り切るのは優先順位の低い要求室から。メインの要求室では割り切るのは避ける。
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