課題文の読み込みについて。

さて、独学の壁でもある問題をどこから手に入れるかわかった方は次に実際に問題を解いてみましょう。

どこから手に入れれば良いのかわからない方はこちらを参考にしてください。


さて問題を解くに当たって、まず最初に行うのは「課題文の読み取り」です。この課題文の読み取りは慣れてしまうと早く流してやってしまう人が多いのですが、私はこの読み取り、エスキスを行うにあたって一番重要と考えています。

有名資格学校では15分位を時間の目安にしているようですが、20分以上かけてしっかりと確認することをここではお薦めいたします。

それはここで読み落としや読み間違いがあると、読み取りにかける何倍もの時間をかけて修正することになるからです!
そして読み取り時に要求室の階指定はもちろんのこと、その他の条件などもしっかり整理することでエスキスに時間をかけずに作図に移行できます。

さて課題文をしっかり読み取るにはわかりやすいようにマーカーをする必要があります。ここでは蛍光ペンのオレンジ・ピンク・イエロー・ブルー・グリーンそしてボールペン(フリクションペンでも良)赤と青を使っていきます。
各色の使い方(マーカーする場所)を紹介します。
○蛍光ペン
・オレンジ:この課題の中心になる最も重要だと思われる場所+階指定・
      眺望の指定などエスキス時に外せない箇所
      (ex.一体的に利用・湖の眺望に配慮 など)
・ピンク:オレンジほど重要ではないがエスキス時にヒントになる箇所
     (要求室の使われ方 など)
・イエロー:図面に書き込む内容
      (什器 など)
・ブルー:数値に関して強調する部分(要求室の面積は除く。)
     (ex.天井高5m指定の部分 など)
・グリーン:外部空間の要求される広場や駐車場・駐輪場

○ボールペン
・赤:強調しておきたい箇所(自分が忘れそうな部分)
   (ex.~㎡以上・2室、男女別に設ける など)
・青:否定されている部分
   (ex.バルコニーは床面積に含まない など)

以上のように色を使い分けて一目で内容がわかるようにしていきます。
また吹き抜け・天井高要求などはボールペン(赤)で矢印を描いて強調したり、眺望や位置指定をわかりやすくするなど、確認時に時間をかけないように自分で工夫するようにしましょう。

色の使い方がわかったら実際にマーカーをしてみて自分なりに改良していきましょう!

【良いエスキスは良い読み取りから!!】


さあゆっくり・しっかり読み取りをはじめて行きましょう!!!


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