エスキスの話⑧部屋は整形じゃなくてはダメ?
はい、エスキスに関しての投稿も8回目です。いろいろと書いていますので自分があまり上手く出来ないなと思う所を読んでくださればと思います。
それでは今回は要求室の形についてです。
○要求室は整形でなくても良い・・・、でも。
要求室は決して整形で、きれいにグリッド内に納まってなければダメということはありません。
じゃあ、どんな要求室が整形じゃないとダメで、どんな室が整形じゃなくてもよいのかその判断基準を書いていこうと思います。
この判断基準がしっかりしていると、エスキスがぐっと楽になります。
○その要求室で行われる事を考える
以前要求室の役割を考えるという投稿をしましたが、それと同じです。
そこで何が行われるか考えれば、室の形状が整形かもしくは不整形でも良いのか判断が付きます。
それでは例題。以下の要求室は整形でなければ行けないか否か○か✕で答えてください。
①プール
②マシンジム(主にマシーントレーニングをする)
③スタジオ(ヨガなどインストレクター指導の運動をする)
④レストラン・喫茶室
⑤セミナールーム(健康に関するセミナーなどを行う)
答えは下に
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①プール ○:利用者安全のための監視などがしやすいように
②マシンジム(主にマシーントレーニングをする)
✕:マシーンを置く場所は整形でなくても問題ない
③スタジオ(ヨガなどインストレクター指導の運動をする)
○:インストラクターが指導するので整形のほうが良い
④レストラン・喫茶室
✕:整形でなくても使用に支障はない
⑤セミナールーム(健康に関するセミナーなどを行う)
○:整形でないと講師が見えない
以上のように要求室の行われる事・使われ方を考えるとそれが整形なのが良いのか否かが判断できます。
この判断が出来るようになると余ったスペースに要求室を入れれば良いか見当がつくので廊下をしっかりと取れ、図面の見た目だけではなく避難上も安全に配慮した計画になります。
何度もエスキスの話では出てきますが要求室の使われ方を理解せずにエスキスは出来ません。しっかり事例研究の復習をしておきましょう!
今日のまとめ
○要求室は使われ方を考えて、整形かそうでなくても問題ないか考え配置する。
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