なぜSNSの時代にコストをかけて郵送するのか?

私が仲間と開業した
子供服と雑貨の小さなお店では、

お店の会員に
なっていただいたお客さんに

毎月郵送でニューズレターを
お届けしていました。

「ニューズレター」とは
お客さんと仲良くなるための
お店発行のミニ新聞のようなものですが、

制作の時間と手間もかかりますし

印刷代や送料で1通100円ほどは
かかっていましたので、

小さなお店がかけるコストとしては
大きなものがありました。

当時、商売仲間や
会計士の先生からは

「SNSやメールにしてコストカットしたほうがいい」
「これをやめれば、その分まるまる利益になる」

といったアドバイスを
幾度となくいただき
私たちも検討しましたが、

「紙でニューズレターをお届けする」
ことにこだわって
コストをかけて送り続けました。

なぜなら、
お客さんから

「毎月届くレターを家族で楽しみにしていて、
届くとリビングのテーブルに広げて子供たちと一緒に見ています」

といった声を
たくさんいただいていたからです。

レターを読んでもらうだけでよければ
コストのかからないSNSやメールで届けて
スマホで読んでもらえばいいのですが、

私たちのお店は
「家族の笑顔を生み出すお店」
というコンセプトを掲げていました。

「家族の笑顔を生み出せるかどうか」
から逆算して考えた時に、

SNSやメールで送ったレターを
ママがスマホで一人で読んでも
家族の笑顔にはつながらないし、

スマホの画面を家族みんなで
一緒に読むこともないだろう。

となると、

家族みんなで読んで
わいわい笑顔になってもらうには
やはり紙で届けるのが一番だろう、

という判断でした。

そうすることで、

お店に来ない時も
月に一度は私たちのお店を
思い出して家族で笑ってもらおう、

という思いでした。

実際、お客さんから

「届いたレターは家族で見た後も
しばらくはリビングのテーブルに置いてあって、
子どもたちが楽しそうに見てます」

「送ってもらったレターは全部ファイルしてます」

「レターが届くと子どもがお店に行きたがります」

という声を
たくさんいただきました。

そして

紙でニューズレターを送り続けたことで
家族みんなでお店を好きになってくれる
お客さんが増え続け、

そうしたお客さんに支えられて
お店を長く繁盛することができました。

当時、コストを意識して
ニューズレターを紙で
届けていなかったとしたら、

あのようにお客さんが増え続けることは
なかったと思います。

そうなると
果たしてお店が続いていたのかどうか、

続いていなかったのではないか
と思います。

単純に
「ニューズレターは
SNSやメールではなく紙で届けましょう」
ということではなく、

「それによってお客さんにどうなって欲しいのか」
という目的から逆算して

「そのために最適な届け方は?」
と落とし込んでいただきたいと思います。

コストももちろん大事ですが、

コストを意識し過ぎた結果
目的から外れてしまっては
元も子もなくなってしまうのですから。

ということで、

こちらの動画では小阪が
「SNS活用をどう考えればいいのか」という
本質的な話をしています。

今日の私のお話と合わせて
ぜひ最後までご覧ください!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/7v5T3i-l6qE?si=SfvwgmlLulUnDNm6

それではまた次回に。
  
  

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