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【出来レース】米軍撤退直後のシリアへの攻撃

みなさんこんにちは、増田俊男でございます。

みなさんご存知の通り、トルコのエルドアン大統領がトルコ軍をシリアの北部に向けたということで騒ぎになりましたが、エルドアン大統領に言わせればこのクルド人の部隊が大きな勢力をもったことがトルコの脅威である。また、エルドアン大統領に言わせるとこれはテロリストだと、このテロリストを撲滅するんだとこういう建前で軍を進めてきたわけです。

トルコ軍によるシリア侵攻

これで世界が大騒ぎになり、アメリカの軍事行動を直ちにやめろと。
やめなければ制裁するぞという話になって、ヨーロッパ連合やその他も同じように反対声明を出すということになってます。私はこれがすべて出来レースだと思っています。
10月6日にトランプ大統領がエルドアン大統領に電話をしました。クルド軍とアメリカ軍はいつも一緒に行動してますから、表向きはクルド軍がシリアの政府軍と戦うんですけども、その後ろで支援してるのはアメリカ軍です。なので陣地の中でもちゃんとアメリカ軍とアメリカの兵隊とそれからクルドの兵隊が同じ宿舎にいるわけです。

従ってトルコ軍がクルド軍の陣地を攻撃したら、アメリカの兵隊を攻撃することになるわけで、つまりアメリカに戦争を仕掛けるという形になります。これは今までやりたくても全くできなかったが、トランプ大統領は6日にエルドアン大統領に電話して、7日に千人ほどいるアメリカの兵隊を全部引き上げさせるよということをわざわざ言いました。このことはクルドには形の上では伝えなかったんですけども、裏では伝わっていました。
それでエルドアン大統領は勿怪の幸いということで、8、9日に軍を進めてきたと、こういういきさつがあり、これがトルコ軍のシリアに向けての進行ということなんです。

アメリカに裏切られたクルド軍

ところがクルド軍は頼りにしてたアメリカ軍がいなくなり、全面引き上げだということを声明発表され、その声明が出た直後にトルコ軍が攻めてきたといいますから、一応形の上ではクルド人部隊はアメリカに裏切られた形になるわけです。
そうするとアメリカに助けを求めても何も始まらないので、シリアに逃げるしかありませんが、今までシリアの政府軍と戦ってきたわけですから、敵の陣地内に入り込んでくるというおかしな話なんですね。ところがシリア軍は快くクルド軍を迎えてですね、そして逆にトルコ軍が侵攻してくるほうにシリア軍とロシア軍が合体で迎え撃つというような動きをするわけです。

こうなると今度はトルコ軍のほうは戦闘できなくなります。ロシアに対して戦闘を挑めばロシアとトルコの戦争になりますから、これはもう絶対にできないということなんです。
そこでアメリカのプランは即時停戦しようと、しないと経済制裁を加えるよという話になってきたわけです。そしたらエルドアン大統領が「5日だけ待ちましょう」という話になり、5日間の停戦に入りました。

5日間の停戦の裏側

この「5日待ちましょう」には裏があって、5日の間にシリアの安全なところにクルド人部隊に移ってもらい、その空いたところにトルコ軍が行き非戦闘地帯または緩衝地帯にして、そこがブロックされればクルドの強い軍隊とトルコとの間に溝と壁ができて安全が保てるとこういうことになっています。

まあ表向きだけですけどこれを理由に空間地帯、非戦闘地域を作りましょうとこういう話になったわけです。これの本当の狙いはトルコは360万人くらいの難民を抱えており、この難民はみんなヨーロッパに行きたいんですけど行かさないでトルコにストップさせてるわけなんです。これはヨーロッパ連合にとっては非常にありがたいことでトルコにそれ相当の資金を毎月払って、難民をトルコの中で預かってるていう形にしてるわけなんです。

難民は核兵器?!

この難民っていうのはお金をもらってこのトルコにおいてるわけなんですが、実は難民は核兵器と同じでいつ何時でもヨーロッパのほうが、トルコのいうことを聞かなければ「ああわかったよ」と難民をそっちに送りますよということで、核兵器と同じように使えるわけなんです。人間の命は非常に貴重なものでそうやたらに殺せません。殺せない人間が何百万人と欧州に押し寄せていったら、欧州はそれこそ大打撃で戦争に負けるくらいの被害が出ますよ。従って難民っていうのは核兵器なんです。この核兵器を今度はクルドが立ち去ったところへ移動して、一応名目は緩衝地帯、非戦闘地域とこう言いますけどもそこに核兵器を持ってこようと、そこで両方ににらみを利かせようというのがエルドアン大統領の狙いなんです。

アメリカのトランプ大統領はもう中東に用はないんです。アメリカの原油はサウジアラビアよりも生産量は多く、中東の石油に頼る必要は毛頭なくなって自給自足できるくらいアメリカの原油生産が上がっているわけで、中東には用がないから余計なことは関係なくアメリカ軍はとっとと引き上げて、後は野とのなれ山となれという感じです。
シリアはロシアとイランが収めるっていうんですからどうぞ収めてくださいっと、アメリカは関係ありませんからっていうのは、アメリカの立場です。

クルドに関してはトランプ大統領が間に入ってクルドの指導者とアサド大統領の間で話をつけて、クルド内戦が終わって平和条約が締結されるとシリアが安定するわけですから、そこにクルドの自治区でも作って面倒を見てやってくれという話がついたんですよ、話がついたからこそアメリカ軍はさっさと逃げていって、そこにトルコ軍が入ってきてトルコがそ中間地帯に難民という核兵器を備えて、そしてこのにらみを利かそうとこういうことなんです。

これがそのためのあらゆる動きなんです。5日の間にシリアの内部に行き和平条約が結ばれシリアの内戦が終わったら、どっか自治区でも貰ってやってくださいよ、その代わりあなた方はもうトルコには指一本触れることはできませんよと緩衝地帯がどんと入って動けなく、壁を作る戦略なんです。ですからトランプ大統領はそういうことをやってのけたわけですが、アメリカの世論はそうはいかなくて、アメリカに変わって戦い多くの犠牲を払いISを撲滅したクルド軍をたった一晩で裏切ってそして敵に追いやってさあ敵にさっさと殺しなさいと。

トランプの狙い

アメリカではトランプ大統領に対する風当たりが強くなりまして議会はアメリカ軍の撤退を取り消せとトランプ大統領に要求しました。トランプ大統領は大統領命令をだしてアメリカ軍は全部撤退するという命令を出して一歩も引かないとこういう形なんです。そうするといろいろ風当たりが強いから何かをしないととエルドアン大統領と電話でいろいろ話したんですけども、その後「あなたの悪口いうから我慢してちょうだい」というんで、エルドアン大統領を非難してそして経済制裁をかけますよという話なんです。

ですから実際は非難するつもりはさらさらないし、経済制裁するつもりもさらさらないし、一応世論の反発をかわすということにこういうことをやったということなんです。
今までアメリカが覇権を握っていた中東は全部そっくりそのままロシアにアメリカが明け渡す、そしてイランの内戦はこれで治まるわけですがアメリカは関係ないから好きにやってくれということで、ロシア、イランの好きなようにやるということなんです。

一応イランに対して経済制裁を強めて、イランを批判するという形をとってるわけですが、イランもその手には乗らないと表明。その後話し合いをしていましたが簡単にトランプのいいなりにはならない、それより先にやることがあるんじゃないのと。やりたいことはイランの原油をドル以外で売ってもらいたいのです。

今でも政府は全部中東の石油はドルで売らなきゃお前の国はつぶすぞという態度だったんですがトランプは正反対で、できるだけ中東の原油はドル以外の通貨で売ってくれとこういうことなんです。だからサウジアラビアがフーシーにやられた時もアメリカ軍は当然防げたんですが、わざと防がなかったった。それでサウジアラビアは約束違反だといいサウジアラビアの原油は人民元で売るかもしれませんよとこういう話です。

トランプの狙いはドルを崩壊させて、アメリカの通貨を勝手に発行してるFRBを潰そうとしてるわけなんです。そのためにはドルを崩壊させなきゃならないとこういう狙いがあります。
今回のエルドアン軍隊、トルコ軍をシリアに向けた裏は3者(トランプ・エルドアン・プーチン)の間の決まり事をやったにすぎないということが真実であります。

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