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猫背の誤解とスマホ世代の猫背の特徴

こんばんわ。

本日、2月22日は「猫背改善の日」ですね!ということで、猫背について綴っていきたいと思います。

猫背とは

まず「猫背」に関する医学的な定義は無いんですね!

解剖学的には、足部から膝、骨盤、背骨、肋骨、頭部が一直線に積み重なった姿勢を理想的な姿勢と表現し、その際の背骨は生理的弯曲といって、首の部分が前に弯曲し、胸の部分は後ろに弯曲、腰の部分は前に弯曲した、アルファベットのSの字を描く状態。

専門的には、首の背骨を頸椎、胸の背骨を胸椎、腰の背骨を腰椎と言い、頸椎前弯、胸椎後弯、腰椎前弯という表現になります。

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この胸椎の後ろへの弯曲(後弯)が通常よりも大きくなり、背中が丸まっている姿勢を一般的には猫背と言いますが、実際に多くの方の姿勢を見ていると、そんなことはありません。

そして、Youtubeなどをはじめ、様々なメディアで紹介されている猫背改善のエクササイズというと、背中が丸まっているので反らせましょう!背筋を鍛えましょう。というのが基本的な考えになっていますが、それらは現代人の猫背の場合、逆効果なことも。

スマホ世代の猫背は首の付け根だけが過剰に丸まっている

胸椎全体の後弯が強くなっている、昔ながらの猫背イメージとは異なり、スマホ世代の猫背は、首の付け根部分だけが過剰に丸まり、胸椎全体は逆に後ろへの弯曲(後弯)が失われて、むしろフラットに近づいている状態。

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昨日の記事にもある様に、現代では座っている時間が圧倒的に長くなり、運動不足や日常の活動量の低下、更にはパソコンのモニターやスマートフォンを見ようと、頭を前に突き出している事が多い為、現在の姿勢になってきていることが考えられます。

スマホ世代の猫背チェック法

そして、そうした猫背の簡単なチェック法としては、壁に踵を付けて楽に立った時に、どの部分が壁に接するか?

多くの方の場合、以下の3点は壁に付くけれど、頭が壁から離れ、腰の部分から肩甲骨の下あたりまで、大きな隙間が空いてしまうかと思います。

・踵

・お尻

・肩甲骨の上の辺り

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※ふくらはぎや殿部の筋肉が発達している方や、肥満体型の方の場合は異なります。

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楽にした状態で、踵、お尻、肩甲骨、頭部が壁に接し、腰の部分に掌1枚程度の隙間がある状態が理想です。

スマホ猫背の改善法&エクササイズ

こうしたスマホ世代の猫背の改善方法については、筋肉を鍛えるというよりも、身体中に存在する感覚器と呼ばれるセンサーを活性化する為に、日常での運動量や活動量を増やす事が大切です。

詳しくはコチラ

ただ、一概に運動と言っても様々なものがありますので、猫背の改善にオススメなものをいくつかご紹介させて頂きますね。

ペルビックティルト

スマホ猫背の場合、首の付け根だけが過剰に丸まり、腰の反りは過剰になり、腰や背中の筋肉の緊張が強くなっている為、先ずはこちらのエクササイズで緊張が強い部分を緩めていきます。

ハーフヒップリフト

その後に、ハーフヒップリフトを行う事で、骨盤の位置を整えると共に、背骨1つ1つを床につけたり、離したりすることで、そうした刺激が脳へと届き、自らの中心を知覚しやすくなります。

4スタンスストレッチ

背骨の丸みを失わせてしまう、背中の筋肉の緊張を緩め、本来の背骨の状態へと整えていきます。また、肋骨の弾力性を高めるのにも効果的な為、呼吸が浅いと感じる方にもオススメです。

きゃっとばっく

腹筋や肩甲骨周りの筋肉を刺激する事で、背骨本来の弯曲を取り戻すと共に、肋骨を本来の位置に整えるのに効果的です。

スタンディングきゃっとばっく

最後は立った状態でのきゃっとばっくを行う事で、立った状態での背骨の弯曲を取り戻し、姿勢を改善していきます。

各種目5回ずつだけでOKですので、ぜひ試してみてくださいね!

猫背の改善はもちろんですが、首こり&肩こりや、背中の張りの改善などにも効果的です!

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