コロナ窩で気が付かない間に進行している〇〇〇〇に要注意!
こんにちは。
首都圏も緊急事態宣言がようやく終わりそうですが、新型コロナウイルスが流行を始める以前と現在とを比べると外出する時間が大きく減少した方が、多いのではないでしょうか?
高齢者の方も感染を避ける為に外出を自粛し、今までオフィスに通勤されていた方もテレワークとなり、日々の運動量や活動量の減少と太陽光を浴びる時間が不足がちに。
体重の増加は目に見える
「コロナ太り」という言葉をよく耳にする様になり、実際、在宅時間が長くなったことで、体重が増加をしたという方も多くいることと思います。
体重計は家にある方も多い為、日々の変化が数値で可視化されますし、お腹周りのお肉の付き具合なども、お風呂に入った時やスキニーなどを履いた時に、自分で気が付きますよね。
体重や脂肪が増えたと感じる事が出来れば、多くの方は「このままだとヤバい」とか「ダイエットしなきゃ」と思い、日々の生活を見直しますよね。
その為、気を付けなければいけないのは、気が付かない間に悪化しているものなんですね!
目に見えない骨の弱化に要注意
それでは、気が付かない間に進行しているものって何だ?と考えると、その1つに「骨の弱化」が上げられます。
多くの方が一度は聞いた事のある「骨密度」。これってパッと見ても分からないし、なかなか家に計測器はありませんよね。
骨密度は、一般的に20~25歳くらいがピークと言われていますので、大切なの事は大きくは以下の2つと考えられます。
1,20~25歳までに骨密度を如何に高めておくか
2,骨密度が落ちるペースをどれだけ遅らせられるか
骨の代謝とは
私達の身体を支えてくれている骨は、「骨代謝」と言って、破骨細胞と骨芽細胞の働きによって、日々骨を作り変えています。
破骨細胞:骨を破壊する細胞
骨芽細胞:骨を新たに創る細胞
破骨細胞と骨芽細胞の作用によって、成人でも1年で約20%の骨は生まれ変わり、3~5年で全身の骨が入れ替わります。
しかし、栄養バランスが崩れた食生活をしていたり、運動量や活動量が少ない生活をおくっていると、この破骨細胞と骨芽細胞のバランスが崩れ、骨が弱くなることが考えられるんですね。
コロナ窩における生活と骨代謝
今までは、会社やオフィスに行く為に、いわゆる「通勤」がありますし、営業活動やランチ、会食などで自然と歩く事も多かったかと思います。
しかし、新型コロナウイルスが流行し、緊急事態宣言などが発出される様になってからは、家でのデスクワークが中心となり、飲食店も閉まっていることが多い為、意識をして身体を動かさない限り、1日の歩数や運動量が大きく減少しがち。
なぜ歩いたり、運動をすることが大切なのか?というと、骨の長軸方向に物理的な刺激が加わることで、微量のマイナスの電流が骨の周りに発生し、それによって、プラスのカルシウムイオン(Ca⁺)が骨に吸着しやすくなることで、骨が強化をされていきます。
特に激しい運動をしなくても、お散歩をしたり、階段を登ったりといった運動だけでも、骨は強化をされていくんですね!
また最近の研究では、骨への衝撃が加わらない生活を続けていると、骨細胞が「スクレロスチン」という物質を出し、骨を創る骨芽細胞の数を減らしてしまうことが分かっています。
その為、テレワークにより運動量が減少をしてしまうと、骨粗しょう症のリスクが上昇する事が考えられます。
骨を強くしたいなら、太陽を浴びながらお散歩しよう
外出の機会が減り、家での時間が長くなることによる危険性は、運動不足だけではなく、日光を浴びる時間が減るという事も、じつは骨に大きな影響を与えます。
「骨=カルシウム」というイメージを持っている方も多いかと思いますが、じつはビタミンDも重要な役割を担っています。
例えば、活性型のビタミンDは、小腸でカルシウムが吸収されるを助けたり、血中のカルシウムが骨に沈着するのをサポートしたり、骨芽細胞を促進する働きなどを担っています。
そして、太陽光(紫外線)を浴びることによって、ビタミンDが生成されます。また、紫外線には、UVAとUVBという種類がありますが、UVBは日焼けをもたらすだけではなく、ビタミンDを生成してくるんですね!
ただ、このUVBはガラスなどは透過しにくいので、直接太陽光を浴びることが大切なんです。
健康と骨に関するまとめ
健康や骨の強化という観点から考えると、太陽の光が強いお昼ごろに、外をお散歩することがおススメです。
外に出るのが気になる方は、窓を開けて、太陽の光を直接浴びながら、スクワットを行うことで、骨の長軸方向に刺激を加えていきましょう!