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猫背は筋肉ではなく脳を鍛えて改善する

 おはようございます。

「猫背 治し方」などの内容で検索をかけると、多くの場合は「背筋を鍛えるトレーニング」が紹介をされています。

しかし、筋肉は自ら収縮することはなく、脳や脊髄などの神経から指令を受けることではじめて収縮をします。

そして、私達の姿勢がどの様にコントロールされているのか?という根本を考えていくと、「脳」や「脊髄」によって「姿勢」や「動き」がコントロールをされている為、脳を活性化したり、発達をするということは、「キレイな姿勢」を創る上でとても重要なんですね。

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その為、身体を動かす事は大切ですが、背筋ばかりを鍛えたからといって猫背が改善する訳ではなく

「猫背を矯正したキレイな姿勢創り」 ≒ 「脳の機能向上&発達」

といっても過言では無いくらいに、「脳へのアプローチ」が大切になります。

脳を発達させる3つのポイント

そこで「脳を発達させる為には何が必要か?」というと、大きくは以下の3つになります。

1,栄養

2,酸素

3,適切な感覚の刺激

「酸素」と「栄養」は感覚的に理解出来るかと思いますが、「適切な感覚刺激とは何か?」というと、身体中に存在する「感覚器(かんかくき)」と呼ばれるセンサーが働き、そのセンサーから脊髄や脳へ送られてくる情報が「感覚刺激(かんかくしげき)」になります。

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「視覚」や「嗅覚」、「聴覚」などの「五感」をはじめ、私達の「筋肉」や「関節」、「皮膚」などにはセンサーが多数存在しており、身体を動かすことでそうしたセンサーが働き、脳に「感覚刺激」が送られます。

それによって私達の脳は発達し、「キレイな姿勢」を自然と維持出来る様になったり、身体を上手くコントロールすることが出来る様になったりします。

その為、日常の活動量を増やしたり、意識的にピラティスやヨガなど、全身を動かす様な運動を通して、身体を動かす機会を増やすことが、姿勢矯正においては重要です。

現代人は運動&感覚刺激が不足している

先日、新潟に行っておりましたが、昔は、東京から新潟へ行こうとすると、山などを超えて、デコボコ道をひたすら歩いた訳です。

そうすると、足の裏のセンサーはデコボコ道によって刺激をされたり、たくさん歩くことで、関節や筋肉のセンサーも多く刺激されましたし、耳の奥にある傾きや回転センサーである「三半規管」や加速度センサーである「耳石器」なども刺激をされます。

更に言えば、木に止まる鳥を眺め、近くに水が無いかと耳を澄ませるなど、視覚や聴覚といった五感もたくさん刺激をされた訳ですね。

しかし、機械やインターネットなどのテクノロジーが発達をした現代の生活では、移動は車や電車などが中心となり、仕事も肉体労働からデスクワークへと変化をしたことで、日常の活動量が大きく減少し、それに伴い、「感覚刺激」が脳へインプットされる量も減り、脳が理想的な発達をしなかったり、機能の低下を起こしています。

日常の活動量や運動量が減少し、「感覚刺激」の脳へのインプットが減ると、脳は「自分の身体がどうなっているのか?」、「周りの環境がどうなっているのか?」を、上手く理解する事が出来なくなります。

そうすると、自分がいる場所が安全なのかも分からず、現在の状態を「危険だ!」と判断をして、「闘うor逃げる」に関わる「交感神経(こうかんしんけい)」と呼ばれるモードのスイッチをONにします。

自律神経系

最近では、成人の5人に1人が睡眠障害を抱えていると言われますが、日常の運動や活動の不足は、猫背などの不良姿勢に繋がるだけでなく、自律神経へも大きな影響を及ぼし、睡眠障害などにも繋がると考えられます。

猫背を改善する運動の5つのポイント

猫背を改善する為には、運動によって身体中のセンサーを働かせ、「脳の活性化」を行う事が効果的になります

また「運動」といっても色々とありますので、以下の5つポイントを意識すると効果的です

1,ピラティスやヨガの様に全身を大きく動かす
2,股関節や肩関節など、各関節を円を描く様に大きく動かす
3,はじめは「仰向け」や「うつ伏せ」など、地面に接触している面積が大きい状態での運動
4,動きに慣れてきたら、新しい動きを取り入れる
5,1種目5回程度として、種目数を多く行う

いわゆる「筋力トレーニング」は、筋肉を大きくしたりするのには向いていますが、姿勢が改善をした後に行う方がおススメです

こんな時だからこそ、ぜひ身体を動かす習慣を身に着けていきましょう!

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