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自分が好きなことを発信すべきか、相手の望むことを発信すべきか?

※stand.fmでこの内容の音声配信を聴くことができます。

こんにちは、TOSHIです。

ブログをはじめ情報発信を始めたばかりの人が、ほぼ確実に直面する問題だと思います。

「自分が好きなことを発信すべきなのか、相手の望むことを発信すべきなのか?」

この問いが生まれたときに、自分自身への回答を誤ると、情報発信者としての1か月後の生存率が激減してしまいます。というか、まず生き残ってはいないでしょう。

ほぼ確実に直面する危険な問い

「自分が好きなことを発信すべきなのか、
 相手の望むことを発信すべきなのか?」

ある人は情報発信を始めるときすぐにこの問いにぶち当たるかもしれません。またある人は、情報発信をしばらく続けた後でこの問いが湧いて出てくるかもしれません。

この問いが危険なのは、問いを発した時点で、ほぼ確実に答えが決まっていることです。さらに、その答えは間違っています。

「相手が望むことを発信しないとダメだ」
「ひとりよがりだったからうまくいかなかったんだ」
「発信を始めたばかりの頃の自分に言ってやりたい」

まず間違いなく「相手が望むことを発信しないといけない」になります。一見これは正しいし、この答えに反論する人はまず現れません。

そしてこの答えに行き着いた人の大半は、そのまま消えてしまうのです。情報発信を続けることができなくなってしまいます。

相手が望むことなんて発信できるのか?

いろいろと突っ込みどころはあるのですが、まずはここで言う「相手とは誰なのか?」という問題があります。世間一般のことなのでしょうか。それとも、発信者が明確にターゲットにした誰か、なのでしょうか。かなりここも曖昧です。今回はここは深入りしませんが。

一番の問題は、【自分が関心のあることでないと書けない(言えない)】ということです。相手が望んでいるいないに関わらず、自分が関心がない内容だと書けません(言えません)。

ブログの記事だったとしたら、1~2記事くらいだったら、自分が関心のない話題でも書けるかもしれません。でも、それを続けることはできません。情報発信は継続できなければいけないのです。

さらに問題があります。

「この話題が望まれているから、発信すべきだ」とわかったとして、その話題に詳しくなかったとしたら、ネットや本などを調べて情報をかき集めて発信するしかありません。

そこにはオリジナリティなんて無いでしょう。自分自身の中で咀嚼して独自の意見や主張を生み出す余裕なんてないでしょうから。

当然ですが、もっと詳しい人は他にいるでしょうし、二番煎じの発信よりもずっと価値のある発信はいくらでもあるでしょう。勝てるわけがないです。

情報発信の目的とは

情報発信の目的は、「自分のことを知ってもらうこと」にあると私は考えています。自分の思いや考え、大事にしていることを伝え、共感を生み、距離を近く感じてもらうこと。

ビジネスのための情報発信であろうと、そうでなかろうと、情報発信の目的はそこにあると思っています。

たとえ望まれていることがわかっても、御用聞きのようにそのニーズに応えるだけでは、その一瞬だけ役に立ったとしてもそれで終わりになるでしょう。関係が作られることはありません。

まとめ

「自分が好きなことを発信すべきなのか、
 相手の望むことを発信すべきなのか?」

この問いの答えは、「自分が好きなことを発信すべき」です。

それは決して「ひとりよがり」とは違います。

ひとりよがりになるかならないかは、まったく別の問題です。いきなり何の前提も前置きも無しにマニアックな話をしだしたら、相手を置いてけぼりにしてしまいます。こうなったら確かに「ひとりよがり」です。

大前提として、自分が好きなこと・関心があること・興味があること・詳しいことでないと、発信できません。発信する価値がありません。あなたが頑張って発信する必要のない内容です。

あとは伝え方の問題です。

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