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わたしの東大受験物語

0. あいさつ


初めまして。東大生スタッフ理科一類一年の片岡と申します。僕は大の中日ファンなのですが、上京してからというもの、中日ファンが東京では絶滅危惧種なほどいなくて少し寂しい思いをしています。さて、この投稿では共通テスト前から合格発表までの日々を忘れぬうちに綴りたいと思います。

1. 共通テスト前


12月に差し掛かる頃にやっと共通テストの勉強をし始めました。特に勉強すべき教科は国語と日本史でした。国語は毎日一年ずつ丁寧に過去問を解いてゆきました。最後まで安定はしなかったものの徐々に最高点を更新することができ、成長を実感しました。また日本史は、最初は分厚い参考書を買ってやっていましたが、5日も経つとこのままでは間に合わないことに気づき、教科書を中心とする勉強に切り替えました。教科書を一周してからセンターの過去問を解いてみたものの、それほど良い点はとれませんでした。過去問をやる中で、文化史や近代以降が苦手であることがわかったので、それ以降(12月終盤)からはYoutubeも用いてピンポイントに勉強していました。Youtubeは休憩時間やご飯中など(行儀は良くないですが)に見ることができるので時間のない直前期にはもってこいだったと思っています。1月1日に挑んだ予想問題で8割ほどしか取れず、得点は終始不安定でしたが、東大は共テの割合が小さいこともあり、そこまで深刻な不安は抱いておりませんでした。

2. 共通テスト本番


なんだかんだで、初めて受ける本番のテストということもあり、共通テスト本番は入試の中で一番緊張しました。1科目目の日本史はYoutubeで見ていたところが出たりして感触が良かったのですが、国語は途中で頭が真っ白になってしまいました。こんな時はとりあえず自分を落ち着けるためにも深呼吸をしましょう。僕はこの行動によりなんとか持ち堪えることができました笑。1日目はまずまずの出来だと思って帰りました。ここで気持ちを切り替えて2日目に臨むことはとても重要です。2日目の数学はとても難しかったですねー。私はもともと数学がそれほど得意ではなかったのですが、それが功を奏したのか、取れる問題に時間をかけることができたため、満点狙いの人のようには失敗しませんでした。

3. 共通テスト後〜二次直前


共通テストが終わった日、恐る恐る採点をしたらなんとこれまでの自己最高を30点以上も塗り替える832点でした。予想外の出来だったため、正直ここで自分の気持ちが緩んでしまいました。どうせ受かるでしょと思う自分が頭の隅にいたのだと思います。その結果、共通テスト数週間後にあった東大本番レベル模試では得意な物理で15点ほどしか取れず、そこで再びスイッチが入りました。そこからは主に数学と理科に力を入れて勉強していました。英語は春からコツコツ過去問をやっていたので、このころにはおよそ25年分はすでに解いていたと思います。この時期は、化学などの暗記分野は特に念入りに勉強していました。
 

4. 二次本番


二次本番前日に母親と共に東京のホテルに泊まりました。交通の便が良いという理由で品川のホテルに泊まりました。前日は下見を親に任せ、自分はホテルでとにかくリラックスしていました。前日はほとんど勉強しませんでした。慣れない環境ということもあり、全然寝付けず、およそ3時間しか眠れませんでした。そして二次試験当日を迎えました。それほど緊張していませんでした。国語はいつも通りに解けたつもりでした。(開示得点は悲惨でしたが笑。)数学と国語の間に長い休憩時間があるのですが、この時間は同じ高校の仲間と東大の構内を散歩していました。これによって気持ちを落ち着けることができたと思っています。数学は、自分なりには耐えた方でしたが、回収されてから問題文の読み間違えをしていたことに気づき、少しメンタルにきました。2日目は自分なりには手応えがあったため、終わった瞬間には受かったんじゃないのかなと思い、解答速報なども悠々と見ていました。

5. 合格発表


二次後から合格発表まではこれまでのストレスを晴らすかのように遊びまくっていました。後期は面接のみの大学を受ける予定でしたので全く勉強していませんでした。そして合格発表の日を迎えました。この日は12時までがとても長く感じたのを覚えています。発表は親と一緒に見ましたが、番号は自分だけが爆速で見つけて、一人で雄叫びをあげていました。
 

6. 終わりに


これは受かったからこそ笑い話にできることですが、共通テスト後に気が緩んでしまったことは現在振り返ってもとてもまずいことだったと思います。現役生は最後に伸びると言われるほどですから、共通テストが良かった人も悪かった人も、二次試験本番まで走り続けるようにしてください。皆さんの現在の努力が合格に結びつくことを願っています。

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