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進学選択体験記(法学部内定・光井)

はじめに

 こんにちは。2年生スタッフの光井です。文科三類から法学部に進学することが決まりました。人によってはなんの盛り上がりも見せない進学選択ですが、私にとってはかなり頭を悩ませたビッグイベントだったので、無事に終わってホッとしています。

 文科三類から法学部に行く人は少ないですが毎年一定数います。しかし文一以外からの法学部進学は本当に情報が少なく、私もたまたま部活で仲良くしてくれている先輩がそうでなければ諦めていたかもしれません。現在、文科一類以外からの法進を検討している方の参考になることを願ってこの体験記を書きたいと思います。

自己紹介

 まずは私がここに至るまでの経緯を書きます。そんなに重要では無いのでざっくり行きたいと思います。
 自分のやりたいことが分からず入試本番ギリギリまで文一と文三で悩み、共通テストで空前のマークミスをやらかす。失った40点を思い泣きながら文三に出願、合格、入学。東大オケという忙しめの部活に入団し日々楽しくコントラバスを弾いています。

法進をちゃんと考え始めたのは2年の5月くらいです。これまたギリギリまで教養学部の超域文化科学分科と悩んでいました。うどんが好き。

文Ⅲ法進

 まず第一段階において、法学部には文一枠(大多数)、理科枠(4枠)、全科類枠(12枠)があり、文三から行くには全科類枠となります。12枠と聞くと少ないな、と思うかもしれませんが、今年の文一以外の志望者は50人程度だったので、すごく高い倍率という訳でもないのではないかと思います。

 そして必要な点数ですが、年によって多少の差はあるものの、85点台あれば安心かなという感じでした。受験と違って大学の成績の取り方は授業の組み方や過去問の有無などでかなり左右されるイメージがあります。

 特に文系は情報収集を上手く行って、サボらずちゃんと授業に出ていれば点数は結構来るのでそんなに心配しなくても大丈夫です。あと基本平均点に大きく影響するのは第二外国語などの必修です。というか1年生の時の必修でほぼ決まってしまうみたいなところがあります。頑張りましょう。

 とここまで書いた訳ですが、進学選択には第二段階というものがあります。第一段階で残った枠がそのまま定員となるので、年によって変動はありますが、近年の法学部離れの表れか文一から法学部に進まない人は増えているらしく、法学部の第二段階の枠もおそらく増えています。

 何点くらいがボーダーになるものなのかはちょっと分かりませんが、私の知り合いはどうせ行けないだろうと考えて第二段階で上の方に書いた法学部にあっさりそのまま内定して、本人が一番驚いていました。

 つまり人々のイメージと比べて行きやすくなっているということだろうと思います。とは言え文一に比べたら全然行きづらい(文一から後期教養は専攻にもよりますが比較的行きやすい)ので、もしちょっとでも法学部に行きたい気持ちがある受験生の方は迷わず文一を受験されることをオススメします。

進学選択まで

 字数に余裕がありそうなので私が入学後どうやって過ごしていたのかについて書いておこうかと思います。上に書いたように、私は本当にギリギリまで教養学部の超域文化科学分科と悩んでいました。言語態・テクスト文化論コースに前期教養で取った授業が本当に面白かった先生がいらっしゃったことが理由です。

 法学部と教養学部の二択までは比較的早い段階で絞り込んでいたのですが、いずれにせよ85点は必要だということが分かっていたので、とりあえず撤退(単位取得を諦めること)はしないようにしていました。部活もかなり忙しかったのでそう成績のことばかり考えている訳にもいかなかったのですが、1年生の終わり頃に見たら85点にちょっと届かないくらいだったので、2年生のSセメスターで週に5コマ取り、総合科目の追い出しをしました。

 結局基本平均点は0.7点くらいしか上がらなかったので効果があったのかは微妙ですが、まあ目標には届いたのでいっか…と思うことにしています。法学部に決めた理由は、将来進みたい方向性に近かったこと、東大には他学部の授業も受けられる素敵なシステムがあるため教養の授業はそちらで取ろう、と思ったことです。

まとめ

 色々と書いてきましたが、東大の進学選択の実態は入ってみるまで想像もしてなかった!みたいなことがかなりたくさんありました。文科三類は特にそうなんだと思います。今回文三から法学部に内定するまでのあれこれを書かせていただきましたが、進学選択は本当に十人十色、皆さんが後悔しないように終えられることを願っております。

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