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ポスト資本主義の足音

「最大多数の最大幸福を実現するためには何が必要か」

この答えが「資本」ではなくなりつつあるという感覚はあった。幸福と資本の関係は年々弱くなっている。

だからといって「評価経済」にもちょっとした違和感を持っていた。

最近では「資本」との対比に軸足が戻っている。「資本の多少に関わらず、機械の進展が万民に満足をもたらしている」「資本と信用は比例せず、幸福は信用の多少に左右される」という考えへの揺り戻し。

「最大多数の最大幸福を実現する上で、機械と信用が資本に取って代わる」という、いわば、資本主義から機械・信用主義への転換。

しかしながら、機械と信用は反対の性格を持つ。この部分が自分でもモヤモヤしている。哲学じみているが、現代を捉えた事象ではないかと勘ぐっている。

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