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おきなぐさを知っていますか?


東日本大震災から10年目の
昨年3月11日、
心に去来する思いを込めて
宮沢賢治「おきなぐさ」の朗読会をいたしました。

朗読を勉強されているお友達お二人が朗読。
ピアノとクリスタルボウルの演奏もあっての
インスタライブの朗読会でした。

おきなぐさの冒頭にある一文に
うずのしゅげという言葉があります。
おきなぐさの別名です。

うずのしゅげを知っていますか。
 うずのしゅげは、植物学しょくぶつがくではおきなぐさと呼よばれますが、おきなぐさという名はなんだかあのやさしい若わかい花をあらわさないようにおもいます。
 そんならうずのしゅげとはなんのことかと言いわれても私にはわかったようなまたわからないような気がします。






私は本物を見たことはなかったのですが、
園芸をしているお友達に頼みましたら、
鉢植えを持ってきてくれました。


こんな可愛いお花が
なんでおきなぐさと呼ばれるのかといえば
その姿形が変わっていき、
翁の髭のようになっていくからです。

朗読会が終わってから
お庭に地植えして、
その変化を観察しました。
本当におじいさんのひげのようになりました。






季節は巡りました。


新芽がでいるけど、これはおきなぐさの葉かしらと
思っていたところ
昨日、ふとみて見てみると
あの可愛らしい花の蕾が咲いていることに
気づきました。



なんて愛らしいのでしょうか。

昨年植えつけた カレンデュラの黄金の花も
咲いています。



小さな花の命に感動しました。

誰にも目を止めてもらえなくても
精一杯に咲く花のように
どんな状況の中でも
小さな花を咲かせたいと思いました。

宮沢賢治のおきなぐさ 
お時間あったら ぜひ
音読して見てくださいね。

#おきなぐさ
#宮沢賢治

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