チームの一体感を高める方法

【答え】動きを合わせてから、取り掛かる。

【実験】
(参考 スタンフォード大学 
スコット・ウィルターマスたちの実験)

被験者たちを3つのチームに分けて、
それぞれ違う条件でカナダの国家
「オー・カナダ」を聞いてもらいます。

Aチームのひとには
曲が流れている間、歌詞を黙読してもらう。

Bチームのひとには
一緒に大声で歌ってもらう。

Cチームのひとには
1人ひとりヘッドフォン違う店舗で
聞きながらうたってもらう。

その後、実験の報酬を独り占めするか、
チームで山分けするかを選ばせた。

【結果】
AチームとCチームに差は見られなかったが、
Bチームは山分けを選択する傾向があった。

つまり
同じ行動をとっていると認識できると
協力関係になりやすい。


【筆者の考え】
慣れ親しんだ職場の人と団体行動を
するのは苦手だ。
飲み会最後の一本締めが気恥ずかしい。
日頃からそんな風に考えている人も
いるのではないでしょうか。
しかしこの実験を知ることによって、
「主体性が奪われることに耐えられない」
といった見方とは、また違う視点から
考えてみることが出来ます。
つまり、いったんみんなで同じ動きを
しておくと、性格の合う合わないとは
関係なく、その後の仕事で協力関係を
生みやすいということです。
団体競技をするスポーツ選手たちは、
一緒に走ったり、一緒に柔軟体操をする
というルーチンを大事にしていますが、
練習や本番前に「おそろいの動き」を
作っておくことによって、
チームワークが良くなることを
肌で感じているのかもしれません。
仕事でも同じことが言えます。
ばらばらに取り掛かるよりも、
全員で一度集まって、全員で同じ行動を
とったうえで各持ち場についた方が
チームの生産性はアップします。
私は仕事に取り掛かる前に、
スタッフたちと一緒に、
どこかにいらっしゃるであろう
オフィスの神様とビジネスの神様と
セミナーの神様に向かって手を合わせ、
「今日もよろしくお願いします!」
と声を合わせることにしています。
見えない力を信じているのです。
ただ、神様を信じているというよりも、
声や動きをあわせることによって
得られる利益を信じているのです。

取り掛かる前に、みんなで同じことをしよう!

【私の感想】
私もサラリーマンで営業ですが、
私の部署は皆出張タイプの為、
1週間のうち月曜日しか集まりません。
月曜日の9:00には必ず、みんなで集まり
スタンドミーティングをして、
そのあとに
「今日も一日よろしくお願いします!」
と声を合わせます。
月曜日の午前中というモチベーションの
下がっているタイミングだからこそ、
気持ちをひとつにするという意味でも、
こういった行動は大事ですね。
私たちサラリーマンは
1人では何もできません。
チーム全員で協力し合うことでしか
結果を出すことは出来ません。
こういった活動の積み重ねが、最終的に
売上につながるのかもしれませんね。

また、これは家族でも同じで、
何か全員でやることを決めたら、
一体感が出ていいかもです。
例えば、ちょっとしたことですが、
晩御飯は必ずみんなでそろって、
「頂きます」をして食べるとか。
朝起きたら「おはよう!」と必ず言うとか。
お風呂出るとき、みんなで20まで数えるとか、
なんでもいいですね!

さっそく今日から始めてみましょう!

(参考文献 図解 モチベーション大百科)

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