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恋と学問

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もののあはれとは何か?本居宣長「紫文要領」から読み解く、源氏物語の魅力と本質。
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恋と学問 第1夜、本居宣長のこと。

恋と学問 第1夜、本居宣長のこと。

恋を学問する。

もっと正確に言えば、恋の経験は学問の対象に値する。

そう確信した時に、江戸時代の日本の学問は世界史に類を見ないユニークで面白いものになった、という話をこれからします。

源氏物語を論じた本居宣長の作品「紫文要領」(1763年)を主な題材としますが、江戸時代に猛烈な勢いで次々と現れた学問と学者たちについても、触れる機会が多いかもしれません。すべて関わり合っているからです。

さて

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