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芸能界を目指すとちこのお話⑩ 【マネージャーさん】

【前回までのあらすじ】

大学2年生で芸能界を志し始めたとちこ。
事務所のオーディションに見事合格!
新人芸能人の命、宣材写真の撮影も無事終え、いざ芸能界へ。


今回はマネージャーさんについて記事を書いていこうと思います。
とちこは芸能界5年で4人のマネージャーさんに担当して頂きました。

よくドラマやなんかではマネージャーさんはタレントのお手伝いのような扱いで描かれていますが、それは違います。
マネージャーさんとタレント、セットで成長していくのです。

とちこが思う、マネージャーさんとの付き合いで一番大切なことはお互いを知ることだと思います。

マネージャーさんはタレントを必死に売ろうとしてくれます。
でもよく考えてください。
布団のセールスマンが商品の布団のことを知らずには、布団は売れませんよね。

とちこは最初2人のマネージャーさんの前では、良い子に思われようと自分を偽っていました。
ちょうど悪ガキ小学生が、先生の前でだけいい子にしているような状態です。
これでは表面的なとちこの姿しか理解してもらえず、マネージャーさんも売るに売りようがありません。

それに気付くまでに実に1年を要しました。
3人目のマネージャーさんには自分の思っていることを伝え、嫌なことは嫌としっかり伝えることができました。
すると1人目、2人目のマネージャーさんの時に比べ、とちこに合うオーディションを持ってきてくれたり、とちこに合うレッスンを受けさせてくれたりしました。

4人目のマネージャーさんは仕事のことだけでなく、プライベートのことも話すようになりました。
またマネージャーさんにとちこのことを知ってもらうだけでなく、マネージャーさんのことも知りました。
4人目のマネージャーさんとは芸能界を辞めた今も友好な関係を保っています。

先ほど布団の例えで書きましたが、布団のセールスマンは商品の布団を知らなければ、布団を売れません。
このセールスマンがこの布団のセールスポイントを知るだけでなく、布団の弱点も知っていれば、よりスマートなセールスができるものです。

芸能界入りたてのみなさんは、マネージャーさんに気を使ったり、いい子に思われたい気持ちあると思います。
でも違います。
あなたをよく知ってもらってください。
弱いところ、苦手なこと、全部さらけ出してください。
すべて含めてあなたです。

「こういう仕事をしたい」
「こういうレッスンを受けてみたい」
思うことは、素直に伝えてください。

そしてどうしてもやりたくないことは、無理してやらず「やりたくない」と拒否してください。
(ここでいうどうしてもやりたくないことは、言葉の通りどうしてもやりたくないことです。「今日だるいからレッスンさぼりたい」とかそういうのじゃないです。)
とちこはグラビアもダンスレッスンも拒否しました(笑)

「やりたい」と強く思うことこそ、芸の成長にもつながります。

マネージャーさんとタレント、立場は違えど人と人。
お互いをよく知って、お互い良い仕事をしていけるとよいですね(#^^#)

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